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西洋医学に漢方や気功を取り入れ、人間を、臓器だけではなく心を含めた全体としてとらえるべきだという「ホリスティック医学」の第一人者である帯津良一氏の死生観を集大成。多くのがん患者や身内の死を看取ってきた経験から、人間のエネルギーを死に際して最高の状態にもっていき、死に向かってどう旅立つかを説く。
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Posted by ブクログ 2011年09月03日
「場」は未来から次々と襲いかかってくる。この襲いかかる場を予感と直感で選択し取捨を決断していくことが私たちが生きていくことにほかならないのではないか。最後にやってくるのが死後の世界である。これまでの場と違って死後の世界は予感と直感で取捨選択するこものではなく誰にでも、やってくる場である。帯津先生が感...続きを読む銘や影響を受けた方々の死生観を紹介しつつ御自身の死生観を紹介。しかしこの本堅苦しくはない。気のいいオジさんが軽く1杯ひっかけて、頬をほんのり赤くさせながら、「死を迎える瞬間も楽しみだねえ」と語ってくれている感じで。でもこちら(私)は、リラックスしてお話しをきいているけど、もちろん襟を正し、正座は崩さない。帯津先生はガン治療に、西洋医学プラス、ホメオパシーや気功、漢方などの代替医療を積極的に併用し、ホリスティック医療を掲げた病院をなさっている。私は患者として、ホリスティック医療はガン治療だけではなく、すべての医療の場で実現することを願っている。
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