ジョゼと虎と魚たち

ジョゼと虎と魚たち

小説・文芸
660円 (税込)

3pt

足が悪いジョゼは車椅子がないと動けない。世間から身を隠すように暮らし、ほとんど外出したことのない、市松人形のようなジョゼと、管理人として同棲中の、大学をでたばかりの恒夫。どこかあやうくて、不思議にエロティックな男女の関係を描く表題作「ジョゼと虎と魚たち」のほか、仕事をもったオトナの女を主人公にさまざまな愛と別れを描いて、素敵に胸おどる短篇、八篇を収録した珠玉の作品集。

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  • 映画化

    「ジョゼと虎と魚たち」

    2020年12月25日公開
    出演:中川大志、清原果耶、宮本侑芽

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ジョゼと虎と魚たち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    9つの短編集
    水色の涼しげな装丁に惹かれて購入したが、
    内容は少し危険で甘美だった

    いくつも男女間の話を読んできたけど、
    作者によってこうも違うのかと
    味わい深かった

    ( )内で心の内や説明を描き、
    関西弁が飛び交う自然体の会話劇に
    妙な親近感を覚える

    時折、鋭利な心理描写で核心を突く表現や、
    その後はどうぞご自由に想像してください
    という話のスタイルが徹底されてて心地よい

    表題作は映画化や漫画化もされてるようで、
    確かに設定が面白い(といえば語弊かあるが)
    ので凄く映像向きだと思う
    話も良かった
    他に「恋の棺」も特に気に入った

    ​田辺聖子さんの作品は初めて読んだけど、
    内に欲望をひた隠しながら生きる、
    そんな「二面性」を抱えた女性の描き方が
    抜群にうまいとおもった

    0
    2026年06月14日

    Posted by ブクログ

    実写映画が好きだから読んだ。
    どの話も素敵。女性の魅力、女性に産まれたことの素晴らしさを思い出させてくれる。「恋の棺」が一番好きでした。

    0
    2025年10月17日

    Posted by ブクログ

    好きだ~~~!短編集だけど全部好き。
    文章の手触りも思想も心地よい。

    「しかしその楽しさを世間に告白することはないのだ。」という主人公の女性にならって、この共感は胸の内に秘めておこうと思う。

    0
    2025年07月28日

    Posted by ブクログ

    女性目線の短編集

    男だが楽しめた
    ハードルは高かったが、やっぱりジョゼの話が一番好き
    表現が難しいけど、こういう障がい者の心構えというか生き方はカッコいいと思う

    0
    2025年05月19日

    Posted by ブクログ

    初めて田辺聖子を読んだ。

    大人の女性、それも手に職があり地に足のついた、賢い女性の恋が、解像度高く美しく描かれていて、ぐいぐい読まされた。
    恥ずかしながら著者について何も知らないが、著者自身もとても賢い方だろうと思った。

    昭和に書かれた本にも関わらず古いと思うことなく読める。
    結婚という形に囚われない恋に漂う空気感をすごくよく捉えている気がして、それが言語化されていることに感動した。

    0
    2025年04月13日

    Posted by ブクログ

    映画「ジョゼと虎と魚たち」より。
    大学生のときに買ってから、ずっと大切にとっている。

    表題作はもちろん良いのだけど、個人的には「それだけのこと」がとても好き。
    指人形の「チキ」の通してのやりとりが微笑ましくて、男女でこういうやり取りをできるのがすごく羨ましく感じる。堀サン、かわいい。終わり方も好き。

    表紙も、文章の手触りも、なんだか好きで、わたしの本棚に置いてある数少ない本の一つ。

    0
    2026年08月28日

    Posted by ブクログ

    短編集。表題作は主人公のジョゼという下半身が不自由な女の子と、彼女に振り回される大学生の不思議でぎこちない、でもストレートな自由な恋愛関係。

    0
    2026年06月22日

    Posted by ブクログ

    本日は 田辺聖子さんの ご命日でもあります。
    最近では おせい忌として認知されつつあるようです。

    「お茶が熱くてのめません」
    人気が出始めた脚本家の女性のところへ、かつての恋人がきちんとアポを取って七年ぶりに訪ねてくる。
    再会した彼は、昔と同じように頼りなさはあるものの、女はまだ情が残っていて、必要ならお金くらい貸してもいい、そう思ってしまう程度には、過去を許している。

    しかし、男の“本当の用件” 、自分の人生経験を原作として買い取ってほしいという依頼を聞いた瞬間、女の心は遠のく。
    あまりに自然で、あまりにリアルな文章。

    「うすうす知ってた」
    父の死後、母と娘ふたりだけになった家族。
    物語は姉の視点で進み、妹との距離や関係の変化が、説明しすぎることなく、ごく自然に語られていく。
    家族というのは、互いの秘密も弱さも、言葉にしなくても “うすうす知っていた” のだと気づく

    「恋の棺」
    叔母と甥の恋。
    惹かれあっていたのはわかっていた。
    一度だけの関係を棺に収める。

    「それだけのこと」
    夫とは、気の置けない“相棒”のような関係。
    彼の一人遊びだって許せるし、そこに不安もない。
    そんな妻が、趣味を仕事にした先で出会った若い男の子に、ふと心をゆるしてしまう。
    デートめいた行動もしてみる。
    それは決して生活を揺るがすような恋ではない。
    ただ、それだけのこと。

    「荷造りはもうすませて」
    結婚して10年。
    夫は、子どもを実家に残している再婚者。
    時おり彼は実家へ戻り、用事をこなして、その日のうちに帰ってくる。
    夫との生活は楽しい。
    が、離婚した元の妻が “実家に戻った” ことで、
    自分の居場所がいつの間にか別宅のように感じられてしまう。
    十年の月日を積み重ねても、
    子ども、という壁の前では揺らいでしまう女。
    うまいなあ、聖子さん。

    「いけどられて」
    若い女に子どもができ、折り合いの良かった妻と別れてその元へ向かう男。
    自分が選んだ道なのに、
    最後まで元妻に甘えようとするその未練がましさ。どこか不憫でもあるけれど、
    正々と不幸になれ。

    「ジョゼと虎と魚たち」
    この短編集を選んだのは、表題作を読みたかったから。
    2003年に実写映画化、2021年にはアニメ映画化もされ、どちらも観ている。
    そして、どちらも名作だと思う。
    驚いたのは、普通なら映画化で原作をギュッと凝縮しそうなところ
    むしろ“世界を広げて”見せていたことだった。

    これだけの短編と知って少し意外に思いました。
    けれど、短編だからこその余白と余韻はさすが。

    「男たちはマフィンが嫌い」
    手作りマフィンは食べない男達。
    結局は、女の気持ちをわからんのかな。
    待つのをやめて、若い男の子と他の世界へ。

    「雪の降るまで」
    あくまでひとりで生き抜く力のある女性を
    それでも女性であることを基調とした生き方で描く総集編的一作だと思います。

    先日の柚木麻子さんの講演でも 田辺聖子さんに触れていました。吉屋信子さんの作品が大好きだった田辺聖子さん。このお三方の小説に出てくる女性たちは 元気という言葉では しっくりこないのだけれど 自分が進みたい方向がわかっているというような。女性であることを否定しないで一人で立っていられるような女性を書いているような気がしてます。

    0
    2026年06月06日

    Posted by ブクログ

    すきだわ〜
    中学生の時に読んで25歳の今再読。まじで味わいが違う。記憶も違う。
    なんかしみじみしたなー

    0
    2025年10月03日

    Posted by ブクログ

    392
    【なぜ読もうと思ったのか】
    朝活で、SNSのフォロワーさんが「不機嫌の椅子と言うワードが気になり、ネット検索してヒットした本

    【何を学んだのか】
    1あまり心に響かなかった
    2幸せって目の前にあるもの。
    3わがままと不機嫌は別なものなのかも?

    【いつまでに何をするのか】
    いつも機嫌よくいたい
    目の前にある今を大切にしたい

    【最も印象に残った一文】
    完全無欠な幸せは、死そのもの

    0
    2025年08月23日

ジョゼと虎と魚たち の詳細情報

  • 映画化

    「ジョゼと虎と魚たち」

    2020年12月25日公開
    出演:中川大志、清原果耶、宮本侑芽

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