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Posted by ブクログ 2013年05月21日
角田光代の本は好きでよく読むけど、これが一番好き。旅をしていたことがあるっていうのもあって、すごく共感する部分があったし、旅なんてしていなくても、すごく分かる部分があるんじゃないかなって思う。
この本出てて来る「純度100%」と言う表現がとても心に深く刺さった。
自分にはいろいろな自分に変化できる自...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
旅の途中のゲストハウスのような空間で繰り広げられるドタバタは、あの名作、谷恒生の『バンコク楽宮ホテル』や続編『カルカッタ大真珠ホテル』を彷彿とさせる退廃感が溢れていました。
帰国しながらも、旅の終わりを探し続けるどことなく物悲しい主人公の心情には、小林紀晴や本樹文生の世界観もだぶりつつ、僕は実は...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月18日
旅が終わったけど終わっていない、宙ぶらりんな感じ。折り合いたい現実との狭間でのモヤモヤ、時にだらだらと過ぎゆく日々、その中で少しずつ気づいていくことがあったり、また立ち戻ったり。そんなモラトリアムな描写がちょっぴり苦い記憶を呼び覚ますように続くのが、ある意味でこの本の魅力かも知れない。
旅に出る、...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年06月24日
角田さんの小説を読むのは久しぶりです。
旅をする人は大なり小なり旅をする自分にどこか資格のようなアイデンティティを感じているのでしょう。
社会の歯車になれないのではなく、ならないだけだというような。
その感情を持った一人一人が小説の中で人間として生き生きしているので飽きずに読めました。
いってきま...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年07月31日
この人は私にとって当り外れがあるのですが、この作品は当りの方でした。
普段の生活に疲れ、自分探しの放浪の旅に出て、結局は自分を見失う旅になってしまった青年。東京に帰ってきても、ゲストハウスもどき暮らし。そこは、どこか旅の続きのよう。どこで旅を終わらせれば良いのか判らなくなった彼は。。。
結局は地に足...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
ずーっと3分の2くらいの所あたりで読まずに置いてあって、タイ帰国後にまた読んだ。
バックパッカーが、放浪帰国後も日本で同じようにゲストハウスでぐーたらして、
そこで感じた人との繋がり方や旅で感じたものを主人公目線で書かれている本。
バックパッカーの元彼を思い出した。
なんか最後の3ページが自分の昔...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月15日
角田さんってなんか大きな事件とか特に起きない、誰かの日々を書かれるよなと改めて
そしてここで描かれてる日々と心境は少し前の自分と重なって、その延長にある今の自分だからこそ、この話のもう少し先が読んでみたかった
アキオはこの先どうやって生きていくのかな
5年後のアキオと高円寺の小汚い居酒屋で飲みた...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月20日
なんか面白そう!と期待したけど大して面白くなかった笑 短くて良かった、くらいしか感想がない。。
バックパッカーをすると確かに日本の便利さや清潔感、食の美味しさに感動する。その後「海外はこうなのに、全く日本は」みたいな謎の優越感に浸ったりもする。でも2,3週間もたてばすっかり日常生活に戻り、久々に会...続きを読む
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