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Posted by ブクログ 2014年04月21日
前作よりこちらの方が、私には数倍面白かったです。やはり幽霊にも話を聞きながら、作家と元編集者のコンビで事件の真相に迫るのですが、才能ということについても考えさせられました。作家でいつづけられる人間について述べた個所が、とくに印象に残っています。ナルシストか、リアリスト。どちらかでないと、追い求める理...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月14日
感想を書くのを忘れていました。少し読み返して、今更ながら感想文を書いています。
順番がわからない脚本。どれが正しい順番なのだろう、という純粋な推理要素も含みつつ、結果は想像を越えてくるお話です。
自殺した天才脚本家の宵野ランについて探る中で、
レイニーの人柄(幽霊柄)がよく伝わり、一気に親しみやす...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年04月17日
作家の雨坂続と喫茶店オーナー佐々波蓮司の二人が探偵として、未完成の脚本の謎を探り、新たな再生を生みだす希望の物語だ。この二人は、一見子供っぽいところがありながら、すごく大人なんだよなあ。いろいろなもののストーリーが見えてしまう雨坂には、私などはなかなかついていけない。天才肌の探偵のようだ。小暮井ユキ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年03月24日
河野裕のつれづれ、北野坂探偵舎2を読みました。
小説家の雨坂とその元担当編集者で今はカフェ経営をしている佐々波が登場するミステリーの2作目でした。
佐々波は幽霊が見えるという能力があり、この世に未練を残している幽霊が物語に登場します。
今作では大学の演劇部で未完成の戯曲を遺して亡くなった人とその...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月25日
余計なことがらを排してさっくりまとまった一冊
劇中劇をするとこの作品の
というよりこの作者の作品の劇的であることに自覚的であることがよくわかる
鏡に映して対称を照らすのと同じく
小説の題材にもならないありふれた事柄に映して
お話になるだけの出来事は
いかに日常と対称して劇的であるべきか
そんな創作に...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年05月31日
編集者&作家コンビの2作目。
前作よりずっと好き。ばらばらになった脚本の順序を探る、ということ自体が、コンビの職業に合っているからかもしれない。し、ネタ自体が自分の好みだからかもしれないけれど。
「著者には書けない」。なるほどね。切ないね。
探偵役ふたり(というかおもに小説家の方)の才能こそが...続きを読む
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