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Posted by ブクログ 2022年06月23日
2022/6/19
アンデス地方、高山気候の都市を中心に盛んに栽培されているじゃがいもは、今や世界の至る所で食べられていて、人々の食卓には欠かせないものとなっている。
もちろん日本も例外ではなく、現在でもじゃがいもで作られた食べ物や、料理の際にじゃがいもが必要になるものは数多存在する。
そんなじゃが...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年03月11日
歴史を動かしたというより、歴史の脇役じゃがいも、といった内容です。
脇役がいなければ物語は成り立たない。個々で覚えてもらえることはなくても重要といったやくどころ。
じゃがいもは米に次ぐ第二位のエネルギー量をもつ作物として人々の食卓にのっかってきました。
今ではエステでもスポーツジムでもライ●ップでも...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
じゃがいもの偉さがよく分かった。スペイン人がインカ帝国から持ち帰ったチューニョ(乾燥いも)がpatataとしてヨーロッパ史に参入し、痩せた土地でも育つため戦争や飢饉時、産業革命下では貧者のパンとして活躍した500年ちかい歴史を追っている。今目にするものより一層不細工で、普及当初は豚の餌に供されていた...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年09月27日
最強の食料であるジャガイモが、「貧者のパン」として定着する各国史。
スーパーで安い方の部類に入る食材ごときが!と思い読み初めましたが、見事に世界史になっている事に、驚愕でした。
この著者が、新聞記者経験があるようで、学者作品と異なり、異次元の読みやすさにダマされた?笑。
食糧難の記録と食物自給率...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年10月26日
普段食べている物を軸にして歴史を読み解くのはとても面白い。
人類の歴史を語るにおいて食べ物が果たす役割は重きを占めているが、特に歴史の立役者としてジャガイモが果たす役割は想像以上だった。
かつて世界を飢餓から、現代の低カロリー食材として、そして未来の食糧難を支えるかもしれない期待。
ジャガイモに足を...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月20日
貧者のパンとは言い得て妙。インカで生まれ、スウェーデンで主食となり、バイエルンで争われ、北海道で開拓を支え、アイルランドで飢饉を起こし、世界を巡るじゃがいも。痩せた寒冷地でこそ育つという類稀な特徴が、いかに世界の飢餓を救い、また時として飢饉の原因となったのか。詳細な歴史と数字の解説ではなく、各地のエ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年05月27日
ジャガイモの原産地はペルーのチチカカ湖周辺で、周辺には多様な遺伝資源が残っている。カラフルなジャガイモを紹介する口絵写真を眺めるだけでもわくわくする。
期待に胸を膨らませて読み進めると、その期待を裏切らない面白さ。世界史を陰から動かしていたのはまさにジャガイモなのであった。
話はいきなり足尾鉱毒事件...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年10月26日
十六世紀,インカ帝国を滅ぼしたスペインによって,南米のアンデスからジャガイモが欧州にもたらされた。これが,世界史にジャガイモが登場した瞬間である。耐候性がよく,栄養価も申し分ないこの食糧は,同世紀末には地球を半周して日本にもつたわる。貧者のパンとして世界中の人々の生活に大きな役割を演じるこの作物,...続きを読む
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