老いてゆくアジア 繁栄の構図が変わるとき

老いてゆくアジア 繁栄の構図が変わるとき

836円 (税込)

4pt

中国の経済成長率が一一%を超えたと報道され、この勢いに引っ張られるかのように、アジア全体の経済も順調に推移している。だが、これはよく喧伝されるように「二一世紀はアジアの世紀」の証明だと考えてよいのだろうか。アジア全体の少子高齢化という現実を見れば、楽観は許されない。いまだ社会保障制度が整備されていないアジア各国の一〇年後、二〇年後を見据え、アジア全域で豊かな社会を構築するための方途を提言。

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老いてゆくアジア 繁栄の構図が変わるとき のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年04月03日

    現在のアジアは、人口ボーナスを享受している。

    国にもよるが、中国などは、2015年には、それが終わる。

    スウェーデンの木材産業界のレポートには、中国の建設投資のピークは、2020年とあり、この話と符号する。

    人口の波が、キーワードである。

    *****

    2007年の本であるが、2014年の今...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年02月23日

    アジアの人口動態の趨勢を10年前に予測している。中国とタイは2015年を過ぎたところで人口ボーナス期を過ぎるとのことであるが、実態はどうか?

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    Posted by ブクログ 2018年10月14日

    東アジアのここまでの経済成長を『人口ボーナス』の視点で読み解いた上で、よく言われる『アジアの経済活力を取り入れよう!』を全否定してくれる本。
    そして、すでに東アジア諸国でも少子高齢化の波は始まっているのね。韓国も台湾も中国もタイも人口ボーナスを謳歌した時代は近日中に終了し、高齢化社会に必要な社会福祉...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年06月08日

    人口ボーナスの経済へのインパクトと、適切な経済構造への変革の必要性の説明は非常に面白かった。ここまでは星5つ。最終章の東アジア共同体の説明が竜頭蛇尾で、マイナス0.5。

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    Posted by ブクログ 2011年02月06日

    人口ボーナスという考え方を軸にアジア各国の状況がよくわかり、とても興味深い内容。日本は1990年代に人口ボーナス期を終え、NIES(韓国、台湾、香港、シンガポール)+中国は2015年までに終了。ベトナムは2025年、マレーシア、インドネシア2030年代、フィリピン、インドは2040年頃終了。そしてボ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    先進国=少子化、途上国=人口爆発というとらえ方はすでに崩壊している。では、途上国での少子化は何を意味するのか。
    人口ボーナスという考え方を使って、経済成長戦略はどうあるべきか、そして人口ボーナス後の社会にどう備えるべきかがコンパクトにまとまっている。

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    Posted by ブクログ 2018年09月18日

    医療の普及発展による乳幼児死亡率の劇的な低下と高齢者の長寿化により、世界は急速に高齢化している。
    また経済発展は少子化傾向を推し進めることになるため、高齢化と少子化が同時に進行する。

    その先頭を走るのが日本であるが、それ以外のアジアの国々でも、高齢化が進行中である。しかもそのスピードは世界最速とい...続きを読む

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    購入済み

    少し資料は古いが

    2015年10月15日

    大変示唆に富む内容でした。
    TPP発効後、この問題がどうなっていくのか。
    続編を、望みます。

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    Posted by ブクログ 2012年02月20日

    日本企業のアジア進出はアジア成長が前提になっているが、実はアジアは急速に少子高齢化が進んでいる。この現況をとらえ、アジア経済の活力は今後も持続するのか?アジアは10年20年後にどのような課題を持つのか?その時日本はどのような役割を果たすべきか?を書いた本。
    興味深いのは、先進国は将来発生する貯蓄不足...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年05月28日

    日本を含むアジア経済の世界に占めるシェアは23%(2006年通商白書)。一方、少子高齢化がアジア全域で進行しており、NIES諸国は日本よりも低い合計特殊出生率(2005年、日本:1.3に対し、韓国/台湾:1.1、香港:1.0シンガポール:1.2)であり、中国/タイも2.0を切っている。他方、高齢化率...続きを読む

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