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怖いものとは何だろう。本当に怖いものを知るため、とある屋敷を訪れた男は、通された座敷で思案する。完全な暗闇の世界、思いもよらない異形のモノ、殺意を持った猛獣や殺人鬼、己が死ぬこと、幽霊――。不安でも嫌悪でも驚きでも不思議でもなく、純粋な怖いものを。恐怖に似たものではい、真実の“こわいもの”を知るという屋敷の老人が、男にさし示したものとは。「こわいもの」ほか、妖しく美しい、幽(かそけ)き8つの物語を収録。
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Posted by ブクログ
物語のラストが全て不明瞭で曖昧模糊とした短編が詰まった一冊。個人的には「下の人」がストーリーも主人公のなんとも言えない着物座った感じも好きだった。話によっては、なんとも言えない後味の悪さが残るような、じわりじわりと来るような怖さのある話が多かった。面白かった。
久しぶりに京極夏彦を手に取った。短編集でありながら、この奥の深さは感服ものだ。全てが記憶に残る、懐かしさと怖ろしさと、どこか物哀しい。表紙はそうか、「手首」なのか。
秀逸。京極夏彦氏は断じてミステリー作家などではなく、ミステリーの体裁をとっている怪談がバカ売れしたのだと改めて実感。氏の物語は、怪異の描き方が天才的に上手い。しかし、面白い事にそれらの怪異は「恐ろしいもの」なだけでなく「とても嫌なもの」として、現代に生きる我々をちくちくと刺激する。それを思うと、現代...続きを読むにおける相応しい怪異を復興させた氏の功績が明瞭になってきたりする。そんな短編集。怪異好きは是非とも御一読を。
やはり1番好きなのは"手首を拾う"。つげ義春作品のような侘しさ/寂しさに、艶かしい手首を拾うという幽玄の妖しさが混じりあった極上の短編。これはかなり好きでしょっちゅう読んでる。汽船で行くのですよ。
妖しくて不気味な雰囲気がジワジワとやってくる。一番「手首を拾う」の妖艶な感じが良かった。「逃げよう」もまた違った不思議な怖さだった。「下の人」ホントにいたら怖い!「成人」は実話っぽくてなんか不気味。「知らないこと」、最終的な視点がぐるりと変わりなにがなんだかわからなくなる。
がっつりホラー、というわけではなく、少し不気味な、ちょっとジメッとしたお話をいくつか集めた感じ。 「逃げよう」「知らないこと」が気味悪すぎたわ。意志疎通出来てる相手の方が怖いね
「ともだち」と「下の人」が好みでした。 吉田悠軌の本に「成人」が紹介されていてそれ目的で読みましたが、この話は消化不良!気味が悪いだけにもう少し答えが欲しかった。
再読。今作はよくわからない不安や恐怖などの形のない恐れがそこかしこに散りばめられた短編集。現実的な恐怖から一気によくわからない恐怖に陥る話もあれば、最初からよくわからない恐怖まみれの話もある。幽霊譚とも違うなんとも言えないゾクゾク感が味わえる一冊。一番好きなのは「十万年」かな。
京極夏彦の短編集。 ホラーテイストの・・・かと言って単純にホラーじゃない、不思議な世界観の八篇が収められています。 読んでて怖いと思ったのは「成人」と「逃げよう」 特に「逃げよう」は、追いかけてくる“迚も厭なもの”より、追いかけられ逃げ込んだ“おばあちゃんの家”の描写がなかなかの怖さでした(^_^;...続きを読む) 京極夏彦ってより、夢枕獏の作品を読んでるようで・・・・・ちょっと変な読後感でした。
こういう現代ホラー小説なら好きです。はっきりとは分からないけど、もぞっとするようなもやっとする感じ。ぞっとしないけど恐いと言うわけでもないけど、(むしろ笑けてしまう話もあるのですが、それが逆に現代的)結末にねじれを感じて、どこへ連れていかれるのか却って楽しみな感じ。投げっぱなしもあったけど、それは想...続きを読む像力で…というのかもしれません。
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