ゆきしろ、ばらべに―少年傑作集―
  • 完結

ゆきしろ、ばらべに―少年傑作集―

1,320円 (税込)

6pt

4.7

少年作品の名手・鳩山郁子、待望の傑作集。描き下ろし「ゆきしろ、ばらべに」に加え、「ニオラの黒い騎士」「ルケッタ」「すみれとピッケルハウベ」「白い金平糖の島」など珠玉の小・中篇と、1987年発表の貴重な初期作品「少年ロンド」を特別収録。刹那にのみ許された「少年の季節」を封じ込めた、宝石のような傑作集、ついに登場です。

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ゆきしろ、ばらべに―少年傑作集― のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    耽美で少しレトロ。とても繊細。そんな短編集。

    グリム童話を原作とした表題作「ゆきしろ、ばらべに」は森の奥で『お父さん』と住まう少年たち、ゆきしろとばらべにのお話。二人が冬のある日、道に迷った熊さんを家に入れてあげるのですが、この熊さんがなんとなくエロい。

    「ニオラの黒い騎士」寄宿学校に存在するら

    0
    2014年04月24日

    Posted by ブクログ

    読み終えるのがもったいない~となる本でした。(鳩山さんの作品はいつもだけど)どの作品も美しいです。そしてなんか切なくなるな。
    表題の「ゆきしろ、ばらべに」。少女を少年に置換するだけでもこんなに印象が変わってドキドキするのに、+αの仕掛けがたまらなく良い!
    他の童話でも描いて欲しいです。

    0
    2012年10月24日

    Posted by ブクログ

    森の奥深く、沢山の本と動物たちに囲まれながら、穏やかな日々を送るふたりの兄弟、「ゆきしろ」と「ばらべに」。寄り添い暮らすふたりのもとに、ある厳しい冬の晩、寒さに打ちひしがれた大きな大きな“熊”がやって来ます。心優しいゆきしろとばらべには、“熊”を家に迎え入れ、冬のあいだ中むつまじく暮らすのですが、そ

    0
    2012年07月17日

    Posted by ブクログ

    リリカルなお耽美漫画短編集 「白い金平糖の島」がすきです 金平糖ってそうやって作られてるんだ…! 廻転する釜と金平糖を、星景写真の夜空と星に例えるカットが素敵でした どの作品も独特の余韻が残されて心地いい

    0
    2016年05月02日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ゆきしろ、ばらべに……グリム童話モチーフ。熊が王子様と分かったときの顔の赤らめかたが可愛い。
    ニオラの黒い騎士……日本の足穂的世界。誰かが助けてくれるけど、騎士団?いいえ、朝顔です。
    ルケッタ……修道院。
    すみれとピッケルハウベ……日本の湯本香樹実的世界。
    白い金平糖の島……地中海?ウイキョウ。こん

    0
    2019年02月03日

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