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Posted by ブクログ 2018年10月03日
シカゴ学派だとか市場原理主義だとか、よく聞く割には正確にどんな『教義』なのか知らなかったので興味深く読んだ。
特に得心したのは、マネタリストが信じている「マネーサプライはコントロールできる」という仮説は、銀行が信用創造して融資を増やすことが前提になっていて、貸出先がなければ成り立たないという点。言わ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月25日
経済史の著書が多い、京大の根井先生の本。
市場主義と書いてあるが、基本的には主人公をフリードマンに据えて、第二次世界大戦前から、ケインズ革命、ニクソンショックなどの経済的な歴史をフリードマンや近辺の人物の性格などを含めてわかりやすく書いた本だと思う。
経済学は理論だけでは無味乾燥な面白くない話が...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月12日
同じ著者の『物語 現代経済学』(中公新書)がなかなか良かったので購入。
『物語~』がメインストリームから外れた傍流にも目配りしたアメリカ経済学史とすれば、この本は時代の寵児ミルトン・フリードマンを中心に、サムエルソンの新古典派総合やフリードマン以前のシカゴ学派との「ずれ」に焦点を合わせたもの。そ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年04月01日
[ 内容 ]
ベルリンの壁の崩壊後、世界を席巻した「市場主義」。
だが、経済格差や環境破壊を引き起こすなど、欠陥を露呈している。
本書では、市場主義の源流に位置するフリードマンの経済思想を、同時代の証言を交えて読み解き、その功罪を明らかにする。
第二次大戦後、彼らが勢力を拡大した過程を辿る一方、アメ...続きを読む
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