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中沢千夏史には好きな人がいる。九つ年上の売れっ子カメラマン日和佐明。日和佐は男も女も来る者拒まず、だが「子供は嫌い」と千夏史を相手にしてくれない。九歳のときに出会った日和佐は亡き兄・由多夏の恋人で、千夏史が恋心を抱いても叶わない存在でもあった。そして、二十歳になっても、千夏史の想いは募る一方だが……!?
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千夏史が一生懸命で可愛くて、そして強くて良かった。明だけじゃなく、兄も母も救って、文句なしのハッピーエンディング。
Posted by ブクログ
『センチメンタル・セクスアリス』の受けを口説き、一時居候させて もらってたカメラマンと、彼の亡き高校時代の恋人の弟とのラブストーリー。 純粋に好きで愛し合ってた恋人の喪失が、攻め(カメラマン)の 「来るもの拒まず。男女問わず」を作ってた。 兄の恋人に、子供の頃から憧れ慕っていた受け。子ども扱いされ...続きを読む 決して“そういう相手”にはしてもらえないけれど、一途に健気に 攻めの側にいる。 この2人の関係が変わって、そして傷ついて、それでも離れられなくて・・・ の過程を描いております。彼らのHは2度、本作では綴られてますが 初めてのHと2度目のH、それぞれの時、それぞれの思いを読み返して みるのもオススメ。「こっちの方が萌える!」と挙げる人が多いそうですが 多分“健気受けと大人のヘタレ攻め”って王道だからかなと。 (個人的には甲乙付けがたいです)
センチメンタル・セクスアリスのスピンオフ。時系列的に重なりあり。 こちらはこの作者さんに多めの自堕落クズと一途マジメ君CP。 これ系いつも「そいつやめときなよ」と思う… すべてマジメ君の忍耐力にかかってる。いい話ですけどね。
スピンオフです。前作とは打って変わって、健気受けでしたね。すごく良かったです。 自分の亡き兄の元彼をずっと好きなんて、どんなけ切ないんだよ!しかも相手はロクデナシだし! と心配しながら読んでいたんですが、早く明が嫌いという子供じゃなくて、大人になりたいって思っている千夏史だけれど、最後はしっかり明を...続きを読む包み込む存在になってましたね。 もうあの別れの台詞は泣いちゃいましたよ!ホント思い通じて良かったな~って思った所に、ちゃんと強くなった千夏史のショートが甘くて良かったです♪
「センチメンタル・セクスアリス」が大変気に入っていたので日和佐でのスピンオフも期待していました。 前作では、かなりタラシでいい加減で印象が悪かったんでどんな風に掘り下げてあるのかなと思ったら、結構重い過去があって胸にずっしりきました。 ストーリー自体は憧れの年上オトコの日和佐をずっと好きだった千夏...続きを読む史のピュアな視点で描かれているので、なかなか成就しない片想いに切なくなったり、甘酸っぱい気分にさせられたりします。 自転車置き場での回想シーンがいいです。読み終わってみると、学生時代の日和佐と由多夏の素直に恋と呼べなかった熱い気持ちがすごくよく表現されていて胸に迫ります。コインがね、泣けます。やられます。 そしてそういうのひっくるめて日和佐のことを好きになってしまった千夏史の「子供」と言われたくない臆病な想いが健気。 一方の日和佐は、だれかれかまうことなく寝ることで過去の恋を忘れようとしているけど、逃げているだけで決別しきっていません。 日和佐って、オトナかと思ってたらずい分ダメな奴だったのは、そのあたりに原因があったんですね。この作品で納得しました。 ちゃんと過去に向き合うことができて、やっと千夏史との恋愛にも踏み出せたラストはとてもよかったなぁとしみじみ感動できます。 やっぱり、こういうの書かせたら砂原センセはうまい。 Hシーンも最初と2回目では二人の距離がはっきり変化しているのが感じられます。はじめのは日和佐の苦しい気持ちが混じった言葉攻めだったんで、せつなかったけど。2度目のは甘かった。 この話だけ読むよりも、「センチメンタル・セクスアリス」とセットで読んだ方がおすすめです。
【あらすじ】 中沢千夏史には好きな人がいる。九つ年上の売れっ子カメラマン日和佐明。日和佐は男も女も来る者拒まず、だが「子供は嫌い」と千夏史を相手にしてくれない。九歳のときに出会った日和佐は亡き兄・由多夏の恋人で、千夏史が恋心を抱いても叶わない存在でもあった。そして、二十歳になっても、千夏史の想いは募...続きを読むる一方だが…。 【感想】 切ない。
センチメンタルセクスアリスの続編。 カメラマンの話です。 主人公の兄が死んでる設定は結構重いな〜…と思いつつ。 どちらかというと兄の話が気になってしまい、読みたかったです。笑
同レーベル「センチメンタル・セクスアリス」スピンオフ ・初出 メランコリック・リビドー……書き下ろし メランコリック・ステディ……書き下ろし
亡くなった兄の親友兼恋人に恋をする弟の話。 主役二人があまり好きになれなかったものの、話は安定している作家さんですね。 折々描かれる兄が好きでした。 皆が一途な話です。
受が攻に邪険にされても、健気すぐる。 そういう態度が結構好きでしたが…… 攻がね、ちょっとムカつきました。 それに真摯に対応しようとする態度が見受けられなくて。
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