町村合併から生まれた日本近代 明治の経験

町村合併から生まれた日本近代 明治の経験

1,760円 (税込)

8pt

4.0

明治七年の町村七万八〇〇〇、明治二二年の町村一万六〇〇〇弱。明治の大合併、それは新たな境界線を社会に引く試みだった。あいつぐ町村からの異議申し立て、合併後も紛争を抱える自治体……。近世の地縁的・身分的共同体というモザイク状の世界から、近代の大字-市町村-府県-国家という同心円状の世界へ。府藩県三治制、大区小区制、そして明治二二年の大合併にいたる「地方制度」の変遷をたどりながら、近代社会を問い直す。(講談社選書メチエ)

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町村合併から生まれた日本近代 明治の経験 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年04月03日

    最新の歴史学研究に基づく本で、大変おもしろかった。
    色々と歴史は塗り替えられているのである。

    最近の教科書では、士農工商というヒエラルキーは教えない、ということだし、正しい歴史観を保つことは難しいものである。

    0

    Posted by ブクログ 2014年05月30日

    本書では、明治の町村合併こそが、日本において「近代」社会を成立させたと主張されている。
    著者の考える近代社会とは、境界を持たない世界(=市場)と境界を持つ権力(=国民国家)が併存する社会である。境界を持つ権力である国民国家、あるいはその下部の単位(府県、市町村)は、人びとの暮らしが市場という無境界的...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2014年12月06日

    幕府時代の幕領の村のあり方、そして明治期の内務省の松田道之、法務局の井上毅などの地方の位置づけ、三新法、日露戦争後の村のあり方。
    内務省地理局の動きも知りたく思いました。

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