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Posted by ブクログ 2020年07月25日
「マックス・ウェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』は不思議な論文です」という一文から本書は始まる。その理由は、「資本主義」と銘打っているにも関わらず、経済システムとしての資本主義にはほとんど触れられていないからだという。しかしながら、この論文が古典として読み継がれる理由は、「資本...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年07月10日
原書プロ倫理の注釈本みたいな内容かとおもったら、ニーチェやマルクスにシュミット、そしてユダヤ・キリストの原典にもあたりつつの独自の解釈を提示しており、なかなかの好著。このシリーズの続編があるのなら是非読みたいところだ。人物間の連関をマッピングした本はよく見るけど、著書を軸に言説にひもづけられるソーシ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年12月23日
欧米人の基盤というか本質を為す環境の理解が深まる。キリスト教、ユダヤ人という存在の大きさを改めてわかった。
西洋思想、西洋史はなんとも理解しずらいとずっと思っていた。明らかに根幹が異なっており、表面的なことを教わっても本質が見えてくることは無かった。本書ではその点に資本主義、キリスト教、哲学の面から...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年11月03日
「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」の解説というスタンスで出版されているが、内容は濃い。
「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」を分解するにあたって、プロテスタントに関する歴史解釈が非常に興味深かった。
少々長いが、以下は引用。
「ローマ・カトリック教会の伝統を打破する宗教改革...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年02月22日
ウェーバーのプロ倫かと思っていたら、その解説書だった。しかも、さほど分かりやすくもなかった…orz
資本主義の起源というより、プロテスタンティズムを中心とする宗教の話が大半だった。
ウェーバーをマルクス、ニーチェ、シュミットとの関連の中で語った部分は面白かった気がするが、あまり頭に残ってない上に、...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年10月06日
「そしてこの巨大な発展が終わる時、まったく新しい預言者が現れるのか、あるいは、かつての思想や理想の力強い復活が起こるのか、それとも_____
もしそのどちらでもないとするなら______、一種異様な病的尊大さで粉飾された機械的化石化に行き着くことになるのか、それはまだ誰にも分からない。だがもしそう...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年06月05日
プロテスタント(カルバン派)では、「神の道具」としての働きは「救いの確証」になるとして、禁欲的で勤勉な労働者が尊ばれたとある。一方で(神から)与えられた財産が大きければ大きいほどその責任が重いものとなりそれを増やすことが使命となる。
このような考えから、『「資本主義の精神」は営利活動を「天職」と...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年04月20日
新書ならいくらか読みやすいと思っていたのだが、十分難しい内容であった。読んだのであるが、理解したとは到底言い難く、読まされたというよりも字面を追ったという言い方が正しいのかもしれない。ウェーバーが書いたこの本は、経済指標を表しているようで実は宗教視点から書かれたものである。カトリックではなく、プロテ...続きを読む
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