無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2023年07月06日
748
萱野 完全に居場所がないという状態だったんですね。で、その後、右翼団体にいくわけですね? 雨宮 はい。こういう言い方は変かもしれませんが、右翼はすごく居心地がよかったですね。ある意味、いまかかわっている労働組合と似た感じがあります。労働組合に入ってくる人たちも、ここではじめて人間に対す...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月15日
靖国神社に参拝したらリストカットがやんだ。
という言葉が印象的でした。
右翼活動や靖国参拝で自己肯定ができたのだと思います。
自己肯定感は自分で培うものですが、初期の頃は他人からの肯定が必要です。
それなのに世間も親も否定ばかり…
自己否定感がなければ行動を起こしやすいのだけど。
元日本...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年01月05日
中国に行く前に空港で買った本。
現代の日本を取り巻く生きづらさについて原因を探った本。解決策が十分提示されているとは言えないと思うが、とてもよく現状を捕らえていると思う。
持論では、人間の欲求はマズローの欲求段階説に従っており、これらが満たされないことに人は不満や生きづらさを感じるものだと思う。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月30日
面白かった。
対談形式なのも読みやすかったし。
「高いコミュニケーション能力を求められる世の中で、KYを意識し過ぎている」ことが、精神的な面での「生きづらさ」に繋がっているという内容はすごく納得できた。
それと、社会問題化している派遣や貧困問題についてもとても勉強になった。
アイデンテ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年07月17日
私はオバサンで、正社員一筋で働いてきました。派遣の実態を正確には知りません。所詮他人事なんです。昔から、下層の労働者は搾取されるもので、じゃあ何故生活を安定させるために努力をしないのかと、思ってきました。この本を読んで、どうしようもない現在の仕組みが少し判った気がします。昔とは大きく違うのですね。特...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
「行きづらさ」について書かれている。
この本では、精神的な「生きづらさ」と社会的・経済的な「行きづらさ」が渾然一体であるとして語られている。
そうやって押し付けられるダブルの「行きづらさ」。
どうにかしたいものです。
興味深い箇所。
P9 L4〜L5
(萱野稔人)「おそらく精神的な「行きづら...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年12月16日
所属というのは社会的なものですから、それをひとつひとつ切り取られていくとすると、ナショナリズムに行き着くというのは、想像は難しいもののそういうものなのかな、と納得する面もあるわけで……。そして貧困のスパイラルについて、萱野さん(初めて名前知りました)という哲学者の方が非常に分かりやすくその構造を解析...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月08日
見えにくく隠されている問題点を具体的に引き出し、わかりやすい。
人間の社会的支えである経済性あるいは精神性の貧困状態を現象面で具体的にとらえ、てその構造の矛盾を指摘している。
貧困の詳細を社会(政治・行政・司法・企業・)と個人のギャップから見つめて実名で開示していることが、わかりやすい内容にして...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年07月01日
「生きづらさ」の原因は自分を肯定できない環境にあるため。自己肯定は何らかの集団(会社、学校等)への所属→他者からの承認のプロセスが必要。そういった集団から抜け落ちてしまったニート、引きこもり、フリーターはナショナリズムに傾倒。しかし、現代はナショナリズムに傾倒するのも困難な層(ネットカフェ難民、ホー...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。