市民政府論

市民政府論

946円 (税込)

4pt

4.3

誰のための国家か? 何のための国家か? 人は生まれながらにして生命・自由・財産を守る権利があり、国家の成立は、この人権を守るための人々の合意に基づく。王権神授説を否定し、最高権力を人民の信託によるものと説く社会契約思想は、のちのアメリカ独立宣言、フランス革命を支える理念となった。自由、民主主義を根源的に考えるうえで必読の書である。

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市民政府論 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年04月15日

    プーチンが横暴なロジックでウクライナに侵攻する今、ロックの著書を読むことの意味とはと思ってしまう。
    本書でロックは、民主主義と自由主義についてその正統性を説く。市民は自由に財産・生命・自由を自らの意志に従って保全する権利があるということ。そして立法権や執行権は一度社会契約として権力側に引き渡している...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年01月22日

    イングランド生まれのジョン・ロックによる政治論・国家論『市民政府論』

    この書はのちのアメリカ独立宣言やフランス革命思想の元になった歴史的名著である。

    ホッブスの『リヴァイサン』に対して、
    ロックは人間は本来ほっておいたら仲良くしているという前提に立っているところが一番の相違点。
    自由主義や民主主...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年06月05日

    1689年に発行された政治・国家論であり、いわゆる歴史的名著とよばれるものだ。キリスト教が基軸にある、産業革命前にある、など、現在とは前提が違う点を除けば、現在の民主主義、自由主義の考えにも通じるものが多くあり、まさに基本理念だ
    当時は君主制度が根幹にあったが、その権力は古来に民主主義で決まったもの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年06月04日

    日本の憲法がロックの思想を基礎として作られ、論じられていることがよくわかった。
    君主の力を制限して民主主義を実現する考え方が、今から300年も前に存在していた事に驚く。
    現在、ロックの考え方を踏襲していると考えられる日本。果たして300年前のイギリスと同程度に民主主義が成熟していると言えるか。不安す...続きを読む

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