黄金の壺/マドモワゼル・ド・スキュデリ

黄金の壺/マドモワゼル・ド・スキュデリ

814円 (税込)

4pt

美しい金緑色の蛇に恋した大学生アンゼルムスは非現実の世界に足を踏み入れていくが……代表的メールヘン「黄金の壺」。17世紀のパリで、天才的な職人が手がけた宝石を所有する貴族たちがつぎつぎと襲われる事件。ようやく逮捕された犯人は意外な人物だった。推理小説の嚆矢ともいえる「マドモワゼル・ド・スキュデリ」。画家で音楽家でもある鬼才ホフマンの多面的な魅力が味わえる4篇を収録。

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黄金の壺/マドモワゼル・ド・スキュデリ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年06月27日

    津村記久子さんの「やりなおし世界文学」の中で1番気になってた作品をやっと読んだ。黄金の壺はドタバタロマコメ。日常の中に入り込んだ魔術に人間が翻弄される感じは巨匠とマルガリータにも似た面白さ。2作めは推理小説的な面白さでこちらも完成度高い。

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    Posted by ブクログ 2022年10月12日

    黄金の壺は、完全にファンタジー。こういう昔の小説って小難しいやらな問答というか語りというかで私生活がメインな気もするけど、でもはるか昔は聖書とかファンタジーだしな、珍しいってほどでもないかもだけど、ちょっと意外だー。
    なもんだから、表現が仰々しいとかを除けば今風に読めるんではないか。
    スキュデリさん...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年12月26日

    どうせドイツ人なんて粗挽きウインナーに粒マスタードで黒ビールなんでしょう?→→!ウォ、ウォモシローイ!→→大学生が蛇に恋をします。夢うつつで何もやる気が起きません。学校の職員「そんでねー、ここに手伝いに行ってもらいたいわけー。お金も貰えるし皆が助かるの」依頼主「そんでねー、」学生「いやちょっと自分は...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年06月13日

    表題作の「黄金の壺」、冴えない男が二人の美女にもてる、日常の中に非日常が入り込むというのは一寸前のラノベの設定っぽい。いずれにせよ、予想していたよりも読みやすいので驚きました。他の出版社での訳と読み比べてみたい。

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    Posted by ブクログ 2011年05月05日

    ホフマンの短篇集。物語の内包する物語の密度の濃さに圧倒される。幻想文学のリアリティとは描かれなかった物語の量に比例するのではないかと思われる。
    物語の長さにそぐわないほどのイマジネーションを内包した結果、本文自体はほとんど粗筋をなぞっているだけのようである。その語られない物語背景の過剰さ、それがまた...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年05月07日

    くるみ割り人形、カルディヤック等の原作で知られるE・T・A・ホフマンの作品集です。
    ホフマン"らしさ"あふれる作品である黄金の壺に対して、"らしさ"の少ない非常にきれいなマドモワゼル・ド・スキュデリ、その他の短い作品が収められています。
    黄金の壺は岩波文庫の方...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年01月05日

    なんとなく読んだが、おばけ作家のホフマンさん。
    妄想の天才です。
    この光文社古典新訳文庫)シリーズは、どれも読みやすくて、好きだ。

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    Posted by ブクログ 2011年07月19日

    さて、満を持して(?)、E.T.A.ホフマン、いきます!というわけで、この新訳を買ってみました。手持ちの岩波文庫の「黄金の壷」と「スキュデリー嬢」と、頁ごとにつきあわせて読みました(また、なんと酔狂なことを……)。常体と敬体の文を、同じ地の文で混在させるのはどうでしょう、けれどもそのあたりは、「訳者...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年12月20日

    『マドモワゼル・ド・スキュデリ』、ルイ十四世時代を舞台にしたミステリじゃないですか! 凄い。(森鷗外が絶賛して『玉を懐いて罪あり』として翻訳してるらしいので、そっちも比較して読んでみたいです)
    『黄金の壺』の恋のさや当て+魔術+ファンタジーと寓話みたいな世界観も面白かったー!

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2014年07月02日

    『黄金の壺』

    『マドモワゼル・ド・スキュデリ』

    『ドン・ファン』

    『クライスレリアーナ』

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