能力構築競争 日本の自動車産業はなぜ強いのか

能力構築競争 日本の自動車産業はなぜ強いのか

1,056円 (税込)

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日本の自動車産業は、製品の品質、世界市場でのシェアなど現在も世界トップレベルにある。またカンバン方式、TQCなど日本発の生産システムが「グローバルスタンダード」となっている。これほど国際競争力があるのはなぜなのか。その強さの秘密に、企業が生産・開発現場で総合的な実力を競いあう「能力構築競争」という観点から迫り、長期不況下にあって自信喪失に陥っている日本企業の再生に向け、明確な指針を提示する。

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    Posted by ブクログ

    能力構築競争
    日本の自動車産業はなぜ強いのか
    著:藤本 隆宏
    中公新書 1700

    良書 生産性が戦前GMの10分の1しかなかったトヨタが20世紀末に世界でもっとも生産性の高い自動車会社になぜなり得たか

    能力構築競争とは、スキルをいかにに早く身につけるかと言う意味ではないです

    組織能力とは、生産

    0
    2024年12月28日

    Posted by ブクログ

    トヨタの「マニュファクチャラーとしての能力」がいかに優れているか、それがどのようにして構築されてきたのかについて非常に深い考察を重ねる。この能力は、創発的なアプローチのたまものであり、能力を構築する能力の高さに帰着できることを喝破。非常に参考になる。製造業のマネージーのみならず、すべてのビジネスマン

    0
    2018年10月23日

    Posted by ブクログ

    ある会社の「人だけ」総入れ替えしたとする。昨日までの会社と、入れ替えてからの会社は、同じように操業できるだろうか。設備やマニュアル、制度はあっても、そこに対する熟練、人が保有するノウハウがない。作業標準があれば、手探りでもある程度現場は動くだろうが、外殻だけあってもやはり会社が今まで通り、機能すると

    0
    2024年09月28日

    Posted by ブクログ

     「日本の自動車産業は、なぜこれほどまでに強いのだろうか?」以前から、私の頭の片隅に漠然と存在していた疑問が、本書を読むことで氷解した。

    本書は、わが国の自動車産業が、国際競争でもトップレベルを維持し続け、なぜ世界シェア30%を占めるまでに至ったのか、そして、なぜ21世紀に入った現在も最高益を更新

    0
    2013年04月25日

    Posted by ブクログ

    日本のもの造り産業における企業の組織能力に関する1冊。自動車産業を例にしており、とても分かりやすかった。
    日本のもの造り(特に自動車産業)では深層の競争力が高く、すり合せ製品と日本の組織能力はとても相性がよい。深層の競争力とは、顧客が目で見て評価しにくいものである。例えば、開発リードタイム、生産性な

    0
    2012年11月30日

    Posted by ブクログ

    日本の競争力を考えるうえで外せない本。「自動車産業は他の産業と、どこが、なぜ違っていたのか」とう問題意識にこだわり索引まで含め406頁も新書であります。

    0
    2012年09月16日

    Posted by ブクログ

    会社で上司に渡された本
    日本の自動車産業における競争力の源泉を「表層」「深層」に区別し解説

    業務においても非常にためになった

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    今日のトヨタをはじめとした日本の自動車メーカのものづくりが世界で
    通用しているのかを過程に基づき説明し、将来も競争に負けない
    自動車産業の目指す姿、他の製造業にも応用できる事柄を説明した本。

    アメリカの自動車に依存してきた日本の自動車生産から日本独自の自動車
    生産に進化したのは、QCD+F(プラ

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    この論考。誤った使われ方をしてしまった。擦り合わせ型のアーキテクチャ礼賛に使われた。これは間違い。
    モジュラー型の威力を強調すべきであった。

    0
    2013年03月31日

    Posted by ブクログ

    日本のもの造りがこの一冊でわかる。

    今や中国で安い労働力を使い、安く物を造れる時代。

    そんな中、日本はこれからどの方向に行けば良いのか?この一冊に全て凝縮されている。

    世界をも誇る日本のもの造りをこの一冊で感じとってもらいたい。

    0
    2009年10月04日

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