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ニュールンベルク国際軍事裁判とともに歴史上前例のない戦争犯罪人を裁く極東国際軍事裁判は、戦争に敗れた日本人に何を問うたか。昭和二十一年五月三日の開廷以来二年半余、三百七十回に及ぶ公判で「平和、人道、戦争に対する罪」の名のもとに、満州事変から太平洋戦争に至る“侵略”の事実を問い、七人の絞首刑を含む二十五人全員に有罪を宣した東京裁判の全容を、厖大な公判速記録、公刊資料、関係諸国・内外関係者の取材から解明する。
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Posted by ブクログ
東京裁判についての第一歩で読んだのがこの本でした。 検事側、弁護側、被告側、証人側 など、さまざまな角度から見た内容によって、時系列に書かれており、さながら一編のドラマをみるような流れになっているので、初めての方には読みやすいと思います。 東京裁判については、今もなお議論がかさねられるところがあ...続きを読むり、決してこの本がすべてではありませんが、全体を見る意味で、非常にオススメです。
・まず、東京裁判名は戦勝国が戦敗国を裁くという史上例を見ない、かつ法的根拠のない裁判とはとても言えない物である、という自分の認識を明らかにしておく。また、100歩譲ったとしても、ベルリンまで占領され無条件降伏したドイツに対するニュールンベルク裁判とは、ポツダム宣言を受諾して条件付降伏をした日本に対す...続きを読むる東京裁判の性質は異なるはずであることを明記しておく。 ・本書は読み物として大変面白い。綿密な取材に裏付けられたであろう内容。不謹慎かもしれないが、後世になって内情も含め知ってみると法廷ドラマとしてもウェッブとキーナンの確執、田中少将の証言、溥儀の出廷などなど、非常に興味深い。 ・当時マッカーサーやキーナンまでも天皇の出廷については否定的だった、かつA級戦犯とされた被告全員が天皇に累を及ばす事がないように願っていたということは知っておくべき。 ・判決、そして12月23日の絞首刑執行が書かれているであろう下巻へ続く。
日本の過去15年を裁く世紀の大裁判、極東国際軍事裁判。またの名を東京裁判。 戦勝国が敗戦国を裁く。開廷以来2年半余り、370回に及ぶ公判。 戦史については読み聞きはしてきたものの、東京裁判そのものについて取り上げられたものを読むのは初めてだったが、その実情は何とも形容しがたい。時代というか.....続きを読む. 毎年、首相の靖国参拝がメディアに取り沙汰されるが、この裁判が素地にあると思うと。 歴史上前例のない戦争犯罪人を裁く裁判だったとは言え、あまりにもしっちゃかめっちゃかというか、検事判事の愛国心ダダ漏れ主張とか、言語問題で通訳翻訳が驚くほど適当で。 戦争は国家行為であり、個人行為ではない。が、指導者達は裁かれていったわけだ。 下巻へ。
日本人気質には辛い裁判。報復裁判であることは当たり前だが、被告の日本人気質を巧みに利用された裁判。南京大虐殺1つとっても、日本人は局所で起こった罪の意識により全体を語らない文間を理解させる文化では、欧米文化には太刀打ちできない。彼らには、侘びもサビもない。しかし、実際には、史記ほどのことは絶対にない...続きを読む。史実は闇に葬られようとしている。しかし、判事及び検事は本当に日本人気質を理解していただろうか。猿の惑星を映画で作るくらいだろうから、当初は理解しておらず、この東京裁判をもって、只々その恐ろしさに気がついたのでは。。特攻は、今を見てではなく、将来を見据えて行った戦術だということは、欧米人は逆さになっても理解できないだろう。勝てば官軍、負ければ賊軍。その境目をこの緊急時に一線引ける日本人に改めて感銘をうけた。
上も下も一緒に感想かいちゃいまーす 1年のゼミ発表でやった内容やったけど、 もっかい読み直しました。 東京裁判は報復裁判だったんじゃないかって私は思っています。 昔のこととはいえ、 通訳の質が低かったり、裁判の進め方が明らかな悪意を持っていたり、、 報復裁判になる可能性が高いのはわかるけど、 も...続きを読むっと公平性をもった裁判であるべきじゃないのかと思います。 ちょっと前にフセインが死刑になったのもそういう復讐性があったからなんじゃないでしょうかー もっとボキャブラリ増やしたいかしこくなりたいぞ。。 とりあえずおんなじ人間なんだからもっと平等に取り扱ってほしいよね。
東京裁判がどのように行なわれていったのか、経過がよくわかる。弁護士それぞれの裁判への向き合い方も興味深い。B,C級戦犯はどうなったのだろう。
[ 内容 ] [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時...続きを読む間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
東京裁判を年月を追って記載。予備知識がない自分にとっては、わかりやすかった。結構主観的と思われる部分が多いので、客観的な視点を持つには他の書籍にもあたる必要があるだろう。
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