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Posted by ブクログ
○食べ物、思い出とともににおいそそり立つ
思い出の食べ物を語るとき、自分はどんな風に語るだろうか。
わたしの思い出に残る食べ物と言えば、豚汁だ。
わたしの出身の学校で3週間の海外研修に行ったとき、研修が終わろうとする頃にホームステイ先から電話をかけて、何を食べたい?と聞かれて豚汁、とリクエストしたのをよく覚えている。コレクトコールにしていたので「そんなに頻繁に電話してくるな」と言われ悔しかった覚えもあるが、それでも久しぶりの日本食として食べた豚汁は思い出深い。解散した学校まで迎えに来てもらって、そこからの道中も楽しみだったし、むろん飛行機の中でも楽しみだった。機内食は平らげたのだが。
豚汁がどんな味かというと、たぶん普通の味だ。でもどちらかというと豚の油が少し多めに浮いていて、味噌も濃いめかもしれない。
かもしれない、というのは、最近食べていないからだ。職場の最寄りの食堂の豚汁が近いという感覚で、豚汁が出る日は必ず豚汁をオーダーする。
このエッセイ集には豚汁のことは出てこないが、少女時代~青春時代から思い出がたっぷり詰まっていて、別に読みたくもならないと思ったが、やっぱりそそり立つ食べ物のにおいには、人間叶わないのだなと思った。
あぁ、おなかがすいた。
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