ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
その書店員は、なぜ涙を流していたのだろう―。ときにうつむきがちになる日常から一歩ふみ出す勇気をくれる。本を愛する人へ贈る、珠玉の連作短編集。(単行本『赤いカンナではじまる』を再構成の上、改題)
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
■サマリー ・とある出版社に勤める男性を主人公としたお話。 ・本は4つの短編集で構成されている。 ・よくある手法だが4つの短編集は繋がっている。 ・内容には山や谷はない。 ・東野圭吾さんとかを好きな人には物足りないかも。 ・読後はスーッと清らかな気持ちになる不思議な本。 ■心に残った部分(解説含む...続きを読む) ******************* いったい自分は、何がしたいんだろう。 いつもそう思って生きてきた。 大人になれば、やがて自分にもやりたいことが見えてくる。そう思っていた。 でも、いまだに自分には、何も見えてこない。 そんなものだろうか……。(最後の夏休み より) ******************* ******************* みんなそれぞれ辛かったり、悲しかったり、 折れそうだったり、たまに苦労が報われたり、 そうやって三歩進んで二歩下がる人生を送っている。 そういう姿を読む度に、頑張っているのは自分一人ではないと知って、安心する。(解説文 より) *******************
「サッカーボーイズ」ファンのため、他は如何かなっと思いましたが・・・。書籍営業マン作本さんの視点から周囲の登場人物を絡めたありがちなパターンですが、いやいやそれでも読みやすくて秀逸。私的に「美しい丘」は特にgood!!胸の中のどこかをグッと掴まれた感じで感動でした。
本にまつわるお仕事小説は、ちょっと前に、大崎梢『平台がおまちかね』とか、碧野圭『書店ガール』シリーズとか、門井慶喜『おさがしの本は』などなど、立て続けに読んで、どれも「まあ面白いんだけどなぁ……」という感想を抱いて以来、少し遠ざかっていました。 これらの本の頃は(今も継続中なのかもしれないですが...続きを読む)、ライトミステリーブームで、お店屋さんの店員がが日常の謎を解き明かすタイプのお話が圧倒的に多かった。 で、お仕事小説としては面白いけどミステリーとしてはあと一歩かな、という評価をそのときはよくしていた気がします。 ……前置きが長くなりました。 変わったタイトルだなぁ、と思いつつ、本の厚みも程良いし隙間時間にちょいちょい読むつもりで朝、持ち出して……、 結局、移動の電車の中と、出先でできたまとまった時間のうちに一気に読んでしまいました(笑) そのときちょうど心が弱り気味だったせいか、人情話にぐいぐいと引き込まれました。 本に向き合う姿勢、人と向き合う姿勢、仕事に向き合う姿勢……、ほのぼのと心の温まるストーリーながら、自然と背筋が伸びます。 シビアな面を削ぎ落とした、少しご都合主義なところもありますが、とても素敵なお仕事小説でした。 一つ学んだことは、「社会人には成功の体験が必要」。
「美しい丘」 見逃さないで。私は全身に鳥肌が立ちました。 本と本の作り手の思いを大切にする編集や営業、書店員。 その華々しい活躍なんか描かれていない。大切なのはそこじゃない。 なぜ彼らは本と関わり、出版業界で働き続けるのか…ひとりひとりが本を愛するようになったきっかけ、彼らも気づいていないかも...続きを読むしれないような青春体験が、とても懐かしいタッチで描かれている。訥々と。 もう一度。「美しい丘」は珠玉!
出版社の営業マンのちょっとしたエピソード。小さな出来事だけれども凄くワクワクします。最後はほろりとするオチがあり、スッキリします。大好き度❤️❤️
4編とも、気分が落ち込んでいる時でも気構えせずに読める優しい物語でした。 美しい丘を読んだ後の、温かくさっぱりとした感覚がお気に入りです。
出版社の営業マン作本を中心とした連作短編集。 静かに物語が進んでいく感じが心地よかった。 2作目「最近、空を見上げていない」が1番好きだった。
最近空を見上げていない、読み終わってタイトルの意味がわかります。 一話目は少し恋愛モードでキュンとしました。 空を見上げて、少し方の力が抜けるような気がしました。
いわゆる一般、日常、普通な感じがよく出てて親しみやすい中に、共感ややる気やじーんとくる感情などが湧き出てきてとても良かった。若者の言葉でよく分からないものとかあるけど、おそらくエモいっていうのは、読後に湧き出たこの感情を言うのかと思った
単行本『赤いカンナではじまる』収録の「赤いカンナではじまる」、「美しい丘」、「最後の夏休み」を加筆修正し、新たに「最近、空を見上げていない」を書き下ろしたもの。 前回読んだ短編集『はじめて好きになった花』が良かった。 中でも表題作は情感あふれる恋愛小説だった。 本作は恋愛小説ではないが、同じすっき...続きを読むりとした読後感を味わえる短編集だった。 普通の人の、ちょっとだけ特別な瞬間を切り取った物語たち。 これくらいがちょうどいいのかもしれない。 ネガティブかもしれないが、あまり大きな成功だと、その後に下り坂が待っているような気がしてしまう。 いい意味で、ハラハラしない。 安心して読める。 「赤いカンナ」ではじまる書き出しは読んでみたかったな。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
最近、空を見上げていない
新刊情報をお知らせします。
はらだみずき
フォロー機能について
「角川文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
海が見える家
あの人が同窓会に来ない理由
会社員、夢を追う
帰宅部ボーイズ
高校サッカーボーイズ U-16
サッカーデイズ
サッカーの神様をさがして
サッカーボーイズ 再会のグラウンド
「はらだみずき」のこれもおすすめ一覧へ
▲最近、空を見上げていない ページトップヘ