無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2019年11月10日
教養とは何か、それがなぜ重要なのか、そしてそれはどのようにして身につけられるものなのか。ミルの大学名誉学長就任演説である。学生に懇切丁寧に語っている。語られて150年近く経っているが、昨今の教養課程廃止や文系不要論への最良の反論となりうる。高校生や大学生に是非読んでほしいと思う本である。巻末の竹内洋...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年12月06日
大学の中だけの事に限らず、
人間が人生で生きる上で非常に重要なもの、それは教養だ。
仕事をする上での専門技術も、それを人の役に立て、世の中を今までよりも良くする為にという素養があってこそ活きる。
それを養うのが、教養だ。
広く自分の専門分野でない事も、その分野の要点や本質を深く理解することは、...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年06月15日
大学での教育について、古典文学、自然科学、芸術などに分けて語られています。
自分はなぜ大学で勉強しているのかということを見つめ直すには、
本書を読むと有効かもしれません。
大変読みやすく、おもしろく、勉学意欲が湧いてきます。
また、訳者の解説では、ミルの生涯について簡単紹介されています。
短い解説で...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月25日
薄い本だけれど、目が覚めるような言葉が各所にあって、一度ではなく何度も読みたい。
・「文系教育と理系教育、どっちを取るか」と語られることがあるが、どうして両方ではいけないのか。
・「言葉」は思考を決定してしまうおそれがあり、より客観的に物事を見るために、多くの言葉を学ぶ必要がある。そのために古典の...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年05月13日
ミルがイギリスのセント・アンドルーズ大学の名誉学長就任する際の講演録である。なんと草稿に1年の準備期間を取ったという。彼は大学を出ているわけではないが、哲学者・経済学者という立場で、新聞や雑誌で公共知識人として意見を述べていて、多くの知識人に影響を与えた。
講演から150年が経過した今でも大学にお...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月03日
個人的なハイライトは知的教育の意義を提示した部分。ミルによれば、大部分の真理の認知においては直覚に頼ることができない。この弱点を矯正、緩和するのが知的教育である、という。
たしかに大学教育を経た者は、全員ではないが、観察可能な部分から原理原則を推論することに長けている。この点については大学教育がある...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。