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Posted by ブクログ 2024年03月05日
ブッダが「ただの人」であった事がよくわかる。食中毒になって苦しんだり、疲れたから横になりたいと言ったり、チュンダに気を使ったり、本当に「ただの人」。
これは自分のような「ただの人」でもブッダのように悟りを開き、苦しみから解放されうるという希望でもある。
臨終間近の講話中に「若き人アーナンダー」が...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年07月20日
◯全く月並みな感想ではあるが、師の入滅を聞いたアーナンダが、悲しくて閉じこもったところを、師に呼び戻され、諭されるところ、とても古い古典ではあっても、慕う人をなくすということの喪失感への寂しさや悲しさを感じる思い出深いシーンであった。
◯しかし、過剰に神格化することや、教団を形成するための都合であ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年06月08日
亡くなった同僚僧の名前を次々と上げて、彼らはどうなったんだと聞いたり、ブッダが死んだらどうしていいのかわからないと縋り付いたりする、アーナンダとのやり取りが印象的。
ブッダは、それに対して決して明確に死後について語らない。自らの老いや寿命を率直に説いて、人は皆死ぬんだと諭す。その上で、ただブッダとそ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年09月08日
一周するとここに辿り着く本。
ウンベルト・エーコが「全編アクション、現代の読者が現実から逃避するために書物にもとめるすべて、セックス(それもたっぷり)、不倫、男色、殺人、近親相姦、戦争、虐殺、なんでもござれときている」とおちょっくっていた「聖書」とか、その親戚(「聖書」で反省したのかかなり堅物)の...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年04月16日
釈迦の最期の日々が、事実・創作入り乱れて詳細に綴られている。
永遠の命であるはずの神格化されたブッダと、生身の人間として必ず臨終があるブッダに、どう整合性を持たせるか。
そんなことに後代、経典をつくった人々は悩んだに違いない。
もちろん、下痢をしたとか腹痛を起こしたなどの生々しい描写のほうが、惹きこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月15日
お釈迦様は、なくなる前に何を思われたのか。後悔されたりはしなかったのか。そんなことが知りたくて、この本を読みました。お釈迦様もお弟子さんも、「良く気をつけて、念じていて」来るべき時を慫慂と受けとめておられるようでした。すごいなぁ。
…師を喪う…お釈迦様は、ご自身がなくなった後は、年長の修行者を師と...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年03月10日
「悟った人」に対する超能力者とか完璧な人というイメージが打ち壊されます。
まず、ブッダが非常に「気配りの人」だった事が分かります。
食あたりを起こした食べ物を提供したチュンダが死後周りから責められないようにしたり、号泣するアーナンダに言葉をかけたりと、やさしい気遣いを見せています。
次は、組織を...続きを読む
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