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Posted by ブクログ 2012年05月21日
今年3月にお亡くなりになられた「戦後思想界の巨人」吉本隆明の初期の文芸評論と詩を所収。
あまり詩を読まない自分にとって冒頭の詩からがつーんときた。特に「エリアンの手記と詩」は失恋の痛手からの逃避と再生の物語で、詩からほとばしる熱い情念に当てられました。ラストはミリカの視点で熱い想いを柔らかく包み込む...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年09月19日
この本の内容を理解したとは言えませんが、間違いなく私に大きな影響を与えた本でしたので、登録しました。『マチウ書試論』。原始キリスト教とユダヤ教という二つの異なる宗教は、共に聖書を原典として出発した宗教です。しかし、この二つの宗教は激しく対立していました。何故出発点が同じ宗教なのに対立が起きてしまうの...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年09月15日
吉本隆明は1924年11月25日生まれですから、今年85歳になる、マルクスからCMまでその意味を解き明かす、知の巨人、と形容されることが多い詩人・文芸評論家・思想家。
彼が他を寄せつけないずば抜けた特異性とは、ひとつは大学教授などの務めに就かず常に在野にあって何事にも束縛されない位置にあること、ふ...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
現代思想2008年8月増刊号は『総特集・吉本隆明 肯定の思想』です。現代思想を買ったからには、ちゃんと吉本を読まんば!と思って買いました。1200円と文庫の割には高価ですが、これはおすすめできます!「マチウ書試論」、「鮎川信夫論」、「戦後詩人論」、「芥川竜之介の死」、「芸術的抵抗と挫折」、「転向論」...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年09月25日
マチウ書試論・転向論
(和書)2009年08月16日 22:54
1990 講談社 吉本 隆明
柄谷行人はよく読むのですが吉本隆明はなんだか体質に合わないような気がして読まずにいました。最近「関係」というところが面白く感じて読み出すようになりました。マルクスの宗教の批判に出てくる一切の諸関係とい...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年06月04日
とりあえず「転向論」は読み終わった。
日本という環境が生み出した「田舎インテリ」が忘れかけ、いやほとんど忘れてしまったと言ってよい日本の封建的な制度という優性遺伝子の存在に足元をすくわれるという話。日本という国は日本人にとって離れようと思っても離れられない。そんな国で我々は生きていくのだ。ということ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年12月17日
日本における戦後思想の巨人とも言われる吉本隆明(最近はむしろ娘さんの吉本ばななの方が有名だけど)。彼の立ち位置を簡単に言うとするなら、「お前ら、戦争体験というものをきちんと考えているのか」「知識人とかって観念的な事を適当に言ってるけど、本当に現実を見た上で言ってるのか」という感じか。とはいえ、詩的...続きを読む
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