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豊かな未来のためには、なにが大切で、どう生きるべきか? 大人の世界へ踏み出していく少年少女たちへ、第一線で活躍する人生の先輩が贈る書き下ろしシリーズ「15歳の寺子屋」
「さあ、どうぞ。もっとお楽に。お行儀悪くなさってください。どんな質問にも、正直にお答えします」15歳の男女4人を相手に1年にわたって行われた、小さな寺子屋授業。今では「戦後思想界の巨人」と呼ばれる吉本隆明さんも、子どもの頃、人と話すのは苦手でした。でも、届かなかった言葉こそが、自分にいろんなことを教えてくれたといいます。自分や誰かの言葉の根っこに思いをめぐらせることは、人が孤独をしのぐ時の力に、きっとなる。進路、文学、恋愛……、考え抜かれた言葉の数々に、心が鍛えられる授業です。
Posted by ブクログ 2011年10月24日
同年代の子とあの吉本隆明が語りあったんだよ。おもしろいに決まってる。『蜜柑』『春と修羅』『三四郎』『それから』に興味をもつ。恋愛について大人と話すなんてすごい経験をしたもんだ。同年代でも、みんな考えていて悩んでいて、ひとりひとりすごいところがあって変なところもある。〈一般的な質問に対して、とても特殊...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月09日
糸井さんとの共著である「悪人正機」と重複する内容もありますが、その中でも『才能』に関する吉本さんのお話は、やはり特に心に残りました。
例として挙がった、若い頃から才気溢れていた芥川龍之介と、若い頃は鈍いヤツと言われていた田山花袋が、晩年の作品で比べればどっちも同じようにいいようになってきた、という...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年12月10日
吉本隆明氏が15歳の男女を前に語った言葉の数々。
「行きがけの道」を歩きながら、道中見える景色や生まれる感情を噛みしめながら生きていくのが人生なんだろう。
正解なんて最後までわからないし、存在すらしないものだと思うと、諦めのような気持ちが生まれるけど、だからこそ人生には意味があるんだろうなというよう...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月18日
中学生向けです。中学生の問いに吉本さんが答えられています。
ガラスの40代の(笑)おれにはとてもいい内容でした。
才能じゃなく手をどれだけ動かしたかなんだとか、とても説得力のある内容でした。
吉本さんの言葉は好きですが、本はおれには難しくなかなか読めませんでしたが、これはすらっと読めました。
中学...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年06月15日
この本を購入した理由は2つ。
①糸井重里さんが吉本さんをリスペクトしているばっかりに、
どんな考え方の人なんだろう?と興味をもった
②思春期真っ盛りの妹にプレゼントするのにステキな本を探していた
こどもたちから相談された悩みに、
吉本節でこたえていく問答集。
①の理由がわかり、
そして②...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年01月03日
2011年1発目。
「15歳の寺小屋」シリーズのうちの1冊ということで、
32歳の私が読むのはどうかとも思いましたが、
いやはや深い話でした。
才能なんて関係ない。
「手」を動かせ。
「手」を動かせばなりたいものになれる。
「手」を動かさなきゃだめだ。
まったくもってそのとおりだと思います。
本...続きを読む
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