不平等社会日本 さよなら総中流

不平等社会日本 さよなら総中流

726円 (税込)

3pt

実績主義や自由競争の市場社会への転換が声高に叫ばれている。だがその「実績」は本当に本人の力によるものか。著者は社会調査の解析から専門職や管理職につく知識エリートの階層相続が戦前以上に強まっていることを指摘。この「階級社会」化こそが企業や学校の現場から責任感を失わせ無力感を生んだ現在の閉塞のゆえんとする。一億総中流の果てに日本が至った新たな階級社会の実態を明かし真の機会平等への途を示す。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

不平等社会日本 さよなら総中流 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「それが「大正世代」「戦中派」「昭和ヒトケタ」と順調に下がっているのが、最後の「団塊の世代」で七.九と反転上昇しており、「大正世代」とほぼ同じ水準で、いわば戦前に戻っている。「団塊の世代」では、父親がW雇上だった人は、そうでない人とくらべて、本人四十歳職では約八倍、W雇上になりやすい。」(p.59)

    0
    2013年01月26日

    Posted by ブクログ

    子供の学歴と親の収入の相関関係が話題になるのは昨日今日に始まった話ではなく、少なくとも私が高校生の頃からありました。しかし、親の学歴、親の収入、親の職歴、子供の学歴、子供の収入、子供の職歴がどれほど関係するものか、そして団塊の世代からその階層が固定化されたことなどを社会統計から読み取れるとは思いませ

    0
    2011年11月13日

    Posted by ブクログ

    エリート(という言葉に反発を覚えるかもしれないとは著者自身が言っているが、つまりはホワイトカラー雇用上層)への洞察が鋭いと感じた。
    私たちにとっては苦笑いせざるをえない部分があるのではないか。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    「努力すればナントカなる」社会から「努力してもしかたがない」社会へ、そして「努力をする気になれない」社会へ─―。


    2000年に出た本だけれど、今読んでもおもしろい。というか、最近の日本は「総中流」なんてのは嘘っぱちというのは自明のことなのだろうから当たり前と言えば当たり前なのだが。

    やっぱり、

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    最近平等、平等ってたしかによく聞くけど、平等って結局何なのか、どこをめざしているのか、よくわからなかった。そもそも貴族的な社会の不平等を解消するために学歴社会ができたわけで…なのにいまはそれが不平等だという。解決策はあまり納得いきませんでしたが、頭に入ってくる感じがとても心地よかったです。

    0
    2012年03月23日

    Posted by ブクログ

    戦後社会をつくりあげてきた人々は死ぬほど頑張ってきたのに現在の自分はなぜぬくぬくと生活していられるのか。そんなことも考えたことがないから僕は大学に入ってもヘボなのだと思いました。

    0
    2011年08月31日

    Posted by ブクログ

    総中流が崩壊しつつある。
    原因は経済成長が終わり階級の再生産、自営の数が少なくなっているからだ。これによりエリートの責任の空無化、一般層の一層の閉塞感が生じている。これを解決するには受験、新卒一斉就職をやめ、選抜機会の多様化を目指すべきだ。これにより、階級の固定化がなくなり、ホワイトカラーに責任感が

    0
    2011年08月30日

    Posted by ブクログ

    今まで肌感覚で感じていたことがデータで詳しく説明されてる。そして、第四章は非常に耳の痛い話です。親から与えられたものをかんちがいして自分の実績だと思っていると。

    0
    2011年04月24日

    Posted by ブクログ

    8冊目です。

    ついこのまえまで格差社会という言葉がメディアなどでよく取り上げられていました(今もそうかもしれませんが・・)。
    それと同時に使われたのが「勝ち組と負け組」という言葉でした。負け組というのは一日数百円で暮らしている人たちなど社会的に負けと思われている人であり勝ち組とは一日で何百万もの金

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    日本は本当に総中流社会? 日本は本当に機会均等社会? そのような常識とされている疑問に対して、統計データの分析を通じて、真っ向から反論する意欲作。最近流行の「下流社会」よりも、この本の方が、より実証的で説得力を伴う。これまでの人生で漠然と感じていた『階級の再生産』というものが、空恐ろしいほどにこの書

    0
    2009年10月04日

不平等社会日本 さよなら総中流 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

中公新書 の最新刊

無料で読める 社会・政治

社会・政治 ランキング

佐藤俊樹 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す