トラオ 徳田虎雄 不随の病院王

トラオ 徳田虎雄 不随の病院王

693円 (税込)

3pt

徳田虎雄氏の「正体」に迫る決定版評伝。

日本一の病院帝国を築いた徳洲会創設者・徳田虎雄氏がいま、己の「生」と向き合っている。ALSとは身体を動かす神経系が壊れ、全身の筋肉が縮んでいく難病だ。02年春に同病を患った徳田氏は、もはや全身の自由が利かない。
それでも眼球の動きで文字盤を追いながら、こう語るのだ。「これからがじんせいのしょうぶ」。
だがそんな徳田氏にも「運命の時」が近づいている。13年に徳洲会グループは、次男・毅氏の衆院選を巡る公選法違反容疑事件で東京地検特捜部の強制捜査を受ける。さらに徳田氏自身の病も進行し、眼の動きすらままならなくなる「完全なる閉じ込め状態」も、近く訪れるかもしれない。
窮地の徳田氏の「心奥」と徳洲会騒動の「核心」を気鋭のジャーナリスト・青木理氏が描く。

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トラオ 徳田虎雄 不随の病院王 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2013年12月23日

    ALSという病気、徳田虎雄さんという人、奄美諸島の歴史、医師会と徳洲会、選挙と政治のカネ、どれをとっても自分には知らなかったことばかりで、あっという間に読み終えてしまった。

    自浄作用を持った組織としてこれからも存続して欲しいと思う。

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    Posted by ブクログ 2019年06月30日

    トラオさん、近くにいると鬱陶しいと思うけど、こういう人がいるから革新はされていくんだろなと思わせる。
    病気になってもとにかくエネルギッシュ。
    まだご存命なので安心したけど、会の中でゴタゴタが起きてて今の時代やってくのはきついんだろうなと感じた。でも頑張って欲しいなあ。トップが夢を見させてくれるって組...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年02月26日

    徳洲会という病院を一代で築き上げた経営者の、壮絶な人生を振り返った話は、幼少時代の悔しい思いが、その後の医師になると言う方向を決めつけ、医師だけでは留まらず、政治に参戦したりと話題に欠ける事がない印象であるが、その志はぶれる事がなく、高尚な目的を果たす事に直向きに生きている姿が分かります。晩年、難病...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年02月10日

    異形の病院王、徳田虎雄の正体に迫るルポルタージュ。
    幼少期に徳之島の貧しい一家で育ち弟を病気で亡くし、苦学の末に大阪大学医学部に入学する様子に始まり、徐々に病院を拡大させながら多額の金がばら撒かれた衆議院選挙当選を経て、鳩山政権時代の普天間飛行場の徳之島移設問題まで、徳田虎雄を巡る様々な出来事が語ら...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年04月14日

    徳田虎雄、全国に展開される徳州会の元理事長は、先般の公職選挙違反で一躍有名になったが、ALS (筋委縮性側索硬化症)に侵され寝たきりにながらも実験を握ってグループを率いていたという話も併せて広く知られるところとなった。本書は、公職選挙法違反により、徳州会の存在とその活動が世の中一般で広く知られるよう...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年02月14日

    ALSという難病にかかりながら、離島にも病院を、という理念を掲げ、大病院グループのトップを務め、政治に関わるバイタリティは、ほんとすごいと思う。
    同じ病気にかかったら、、と想像してみたが、とてもやって行けないと思う。。

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    Posted by ブクログ 2013年12月09日

    現在いろいろな方面から話題になっている徳洲会と徳田虎雄氏の現在、過去、未来を描いたルポ。次男の衆院選での公職選挙法違反、そして東京都知事猪瀬氏への5000万円など。
    しかし、徳田虎雄にとって奄美の過酷な選挙を闘ってきた経験から、公選法違反など小さなもののようだ。ALS(筋委縮性側索硬化症)この難病と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年06月06日

    保岡先生との選挙の争いのほか、一代で徳洲会グループを作り上げたことなどが、取材されてくルポ。普通に面白い。

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    Posted by ブクログ 2014年11月05日

    真似できないな。徳田虎雄という特異な人物像をみてそう思った。慣習にしたがっているようでは、飛び抜けることなんかできない。徹頭徹尾一貫した態度は作為的でないことの現れなんだろう。良し悪しは抜きで、真にイノベーティブな人物は我々一般人とは全く異なる動機から仕事をしているのだろうなと感じた。
    そして何しろ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年04月23日

    近年の徳田トラオに接近しなければ書けなかった本。秀作だがもう少し徳洲会やかつての過激な選挙戦に踏み込んでほしかったがこれが限界か???
    徳田の称賛本でないところが良い。著者の青木氏はテレビで見る範囲、感じが良く、バランス感覚もある。

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