差別とハンセン病

差別とハンセン病

836円 (税込)

4pt

4.0

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その療養所は柊の垣根で囲まれていた。迎えてくれた元ハンセン病患者の尚幸さんは、これまでの壮絶な人生と、家族との関わりを淡々と語ってくれた。そして聖書のサマリヤ人の譬えをひいて、ハンセン病患者の真の「隣人」とは誰か、とたずねた。「隣人」になるために、私たちに出来ることはなにか。丁寧な取材と鋭い問題意識から書かれた、『信濃毎日新聞』連載の渾身のルポルタージュ。

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差別とハンセン病 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

     信濃毎日新聞の記事を書籍化したもの。ハンセン病患者だけではなく、彼らを取り巻く様々な人々のあり方を問うている。
     ハンセン病療養所の職員にもスポットライトを当てて、彼らの苦悩もきちんと描いているところが特徴的だった。他のハンセン病関連の本にはなかった。
     ハンセン病問題を単なる悲劇として終わらせま

    0
    2011年12月11日

    Posted by ブクログ

    「ハンセン病が『日常生活ではほとんどうつらない』ことを確認して、どこかでほっとしている自分もいた」。

    序章において、信濃毎日新聞の記者が、自らの心情を飾らず赤裸々に語っているところに好感を持てた。記者とはいえ、どこにでもいそうな1人の人間なのだなと共感できた。
    ハンセン病に対する無理解を痛感。

    0
    2012年01月09日

    Posted by ブクログ

    差別って何なんだろう…と考えさせらた。イメージって恐いなと思う。自分が差別しないかって言ったら嘘になるしな。差別とか偏見とか、誰かによって作り出されているような気もする。

    0
    2009年10月04日

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