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Posted by ブクログ 2018年01月06日
彼の作品を全て読んだわけではないが、今までに読んできた作品の中では一番面白かった。
星五つはちょっと甘いかも知れないけど、四つ星半には辿り着いていると思う。
いつもの町田節とはちょっと違う感じも受けるが、それは日記形式という構成によるものなのかも知れない。
そのいつもとちょっと違う印象...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年09月20日
【本の内容】
僕は作家だ。
だが執筆中の小説はまったく進まない。
たまには本当のことを書きたい。
これはフィクションに疲れたマイナー作家の、ささやかな休暇としての日記だ。
誰にも見せないのだから嘘は書かない。
そういう意味で、僕はこの日記を真実真正日記と名づけよう。
虚と実のあわいを絶妙...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月08日
タイトルからしてエッセイかと思いましたけれども、実際は日記風の小説、といったところですかね。主人公はなんとなく町田氏を連想させますけれども、やっぱしフィクション上の人物なのであるからして、町田氏とは別の人物、と考えた方が吉かもしれないですね。
ヽ(・ω・)/ズコー
なんというか、平坦な日常の中...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年06月17日
帯に騙され、裏表紙の文言にも騙され、結末で初めて騙された事を知り、そして本を閉じた瞬間表紙の写真にぎゃっとなり。凡そこの本の仕掛けの全てを楽しみ尽くした感がある一冊。
町田康の慟哭エッセイがそのまま小説になったようで、ファンには堪らないのではなかろうか。
作家・長薗安浩による慧眼の解説も素晴らし...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年08月22日
日記にある内容のどれが「私」に本当にあったことでどれが妄想なのかもわからない。
また作家でバンドマンである「私」の日記には、町田康自身の真実がどのくらい含まれているんだろうか。
でもそれは明らかにする必要はないと私は思う。
読んでいて舞城王太郎『暗闇の中で子供』の一文を思い出した。
ある種の真...続きを読む
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