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Posted by ブクログ 2010年02月07日
名著『日本の外交』の続編として出された新書。
歴史家が、「現代」「現在」を語ることの難しさを痛感させられた著作。外交史の大御所である入江昭氏が書いた著作であっても、15年経った現在読んでみると、論証の度合いや認識不足という点が気になってしまう。
歴史家は常に、過去の一事象を取り上げて論じる。...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
『新・日本の外交――地球化時代の日本の選択』(入江昭、1991年、中公新書)
第二次対戦後の国際政治史を詳細に解説している。すばらしい分析力をもって書かれている。国際関係の流れが国際政治、国際経済の両側面から説明されているので非常にわかりやすい。
初版が1991年であるため、近時の国際関係につい...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年01月06日
2012.12記。
「日本の外交」刊行から20余年を経て1991年に出された続編。
米ソ冷戦、第三世界の台頭、そして冷戦の終焉・・・いずれの時代も興味深いが、一番印象に残ったのが、本書の刊行年に日本がまさにバブルの絶頂(からの今思えば転換点)にあったこと。
円安に起因する貿易摩擦で対日批判が吹...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月25日
入江昭『日本の外交』の続き。前作が、カバーしていない戦後の日本外交史についてまとめられている。
戦前から我が国の外交は、国際環境に合わせて場当たり的な対応に終始し、一貫した外交思想を持っていないというのが筆者の主張であり、本書においても、そのように主張しているところがある。しかしながら、90年代に近...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月23日
前著 日本の外交の続編。1960年代以降の外交を中心に、政治・経済的な面の戦後史的な本。内容は、下記の通りであり、基本的な政治史がわかれば全体像もわかりやすいと思う。
序五十年の軌跡
第1章 日米戦争の結末
第2章 日本外交の再出発
第3章 平和的共存の芽生え
第4章 第三世界の抬頭
第5章 経...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年08月06日
戦後日本の経済力と軍事力のギャップ、そのギャップが、国際秩序の中で
如何に評価され、外部からの評価をどう国内の動きにつなげていくか
これがここ20年ほどの日本の課題であったと思う。
この本は戦後から現代までの主に外交分野での軌跡を追いかけているが、常にその時々で沖縄が絡んでいる。
その沖縄の絡みから...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年10月03日
『日本の外交』(中公新書)の続編で、太平洋戦争後の国際状況の中での日本外交の歴史を扱っています。
東西冷戦という大きな枠組みの中で、戦後の日本がアジアにおける共産主義の防波堤としての役割を果たしながら、経済成長を遂げてきたことを概観するとともに、日本に確固とした外交理念が欠如していたことが、冷戦後...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年01月07日
明治維新から太平洋戦争直後までの外交の流れを著した『日本の外交』の続編。本書では、太平洋戦争の結末から1980年代の日本外交を概観する。
著者は、太平洋戦争期までの日本を軍事強国・経済弱国とし、戦後の日本はその対称であるとする。そして戦後の日本には、軍事と経済のギャップを埋め正当化する思想が求...続きを読む
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