敵は海賊・海賊版 DEHUMANIZE

敵は海賊・海賊版 DEHUMANIZE

小説・文芸
836円 (税込)

4pt

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火星の砂漠の町サベイジにあるバーで、海賊・ヨウ冥はフィラール星の女官長の依頼を受ける。それは通商使節として訪れた火星で行方不明になった王女を捜し出してほしいというものだった──ヨウ冥を追う黒ネコ型宇宙人にして海賊課のお荷物刑事のアプロと、相棒ラテルがおりなす人気シリーズ第一長篇。

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敵は海賊・海賊版 DEHUMANIZE のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    物語は、著述支援AIを利用して執筆していたつもりが、気づかぬ間にAIによって書かれたものになり変わっていた、という語り手の宣言から始まる。

    この、AIを利用しているつもりが、いつの間にかAIに取り込まれてしまっていた、みたいな神林長平の小説でしばしば見るこの設定を最初に開陳されて、どういう話になるのかいきなり身構えることになったのだが、話の内容としては、一言でいえばドタバタ劇っぽい感じだ。

    王女を探す侍女シャルと、シャルに王女探しを依頼された大海賊・匋 (ヨウ) 冥、海賊を追うラテルとアプロの海賊課刑事コンビを中心に物語が展開されていく。
    ユーモラスな展開に毒気を抜かれながらも、章立てがopen level ~ break in level と表現されていたり、登場人物が数値データとして定義されていたりと、AI仕立てになっていて、どのように話に絡んでいくのかドキドキさせられながらも、後半の展開でその期待を裏切らない。タイトルの『海賊版』ってそういうことかァ~~ってなった。

    話も面白かったけれど、キャラクターも好きだな。特に黒猫”型”刑事のアプロ。読んでいる間、頭のなかで、アプロがそれはもう動く動く。ねこの造形がはっきりイメージしやすいからだろうか。首につけたインタセプターで敵を攻撃するときとか、ジャンプしつつ、前脚を首元に縮めながら、からだをくの字に曲げてレーザービームを発射しているアプロの姿がありありと思い浮かんだ。ていうか口の悪い喋る黒猫ってかわいいな。それだけで好きかも。

    面白い小説でした。

    0
    2023年12月01日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに読み直しました。
    SFの世界観、物語の展開、戦闘シーン、どこをとっても面白く引き込まれる作品。
    戦闘・友情・恋愛、さまざまな要素を含みながらテンポ良く展開する物語は圧巻です。
    ラストの終わり方も綺麗、匋冥らしい締め方も面白かったです。

    0
    2022年10月02日

    Posted by ブクログ

    大好きなシリーズ。
    久々に読み返し。
    一番好きなキャラはアプロだけど、母艦も含めて皆好き。他の神林作品はあまり入りやすい感じでは無いけれど、この作品集はいつ読んでも世界観とキャラが好きだ。最初に読んでから20年以上経っているのに。
    色褪せない。
    命令系統のシステムの若干機械的な感じと、高速言語とかカーリーの人間的な未来感がミックスしてる所が好きだ。
    技術ら進歩しているが、未だに未来と感じられる所が楽しい。
    きっと時が経ってもまた読み返したくなる。

    0
    2016年02月05日

    Posted by ブクログ

     久しぶりの神林長平。やっぱこの人の文体はカッコいいわ。カーリー・ドゥルガーの起動シークエンスなんて鳥肌立ちそうだもんな。俺にとって一番カッコいい小説を書くのは、ハードボイルドの作家ではなくてギブスンとこの人かも。全体の構成がスタックになっているところとか、キャラクターを#defineで定義しちゃうところとかも好き者にはたまらん。ヨウ冥はスワップしちゃうし。ガチガチの理系SFとして完璧な雰囲気を持ちながらも、設定としては光と闇の対決するファンタジーとしての柔らかさも持ってて、その上それぞれのキャラクターのドッペルゲンガーが出てくるというんだからまさしく最強・完璧な世界構築。それとドッペルゲンガーには実際に妖精みたいな魔鬼と聖戦士が見えるっていうのもあったな。
     アプロやメイシアが可愛いのはもちろんだけど、敵役のヨウ冥も下手な冒険小説よりもよっぽどキャラが立ってる。特に自分を支配しようとする力を認識するために入れ替わるところからは、強靱な意志が感じられるな。やっぱ、これぐらい強烈な奴でないと。一方でラテルとアプロも変な正義感をかざさずに容赦なく殺しまくるところもいいね。
     アプロの種族には性が6つあるらしい。どうなってんだろうな。しかも交尾のときに相手をたべちゃうみたいだし。
     ラテルがラジェンドラに命令してるところとか読んでると、俺もラジェンドラが欲しくなっちゃう。宇宙船をああいう風に動かせたらいいだろうなあ。ナイト2000みたいなもんだという話もあるけど。
     で、ここまで誉めといてなんで★4つかというと、後半ちょっとあっさりしてるように感じたから。あとシャルファフィンもあんまりいい女だとは感じなかった。健気だけどね。

    0
    2026年05月22日

    Posted by ブクログ

    物語に没頭できるものが読みたくて読み返し。
    やっぱ面白いわー。そして歩く黒猫、たまににゃん喋りは可愛いから、ひどくてもしょうがない。

    0
    2015年02月04日

    Posted by ブクログ

    雪風シリーズに続いての「敵は海賊」シリーズ。
    どうも、ドタバタ劇的な感覚が強い。まぁシリアスな部分ももちろんあるが、登場人物たちがそれを強く感じさせないくらいコミカルに描かれている。特にアプロ。
    もう何冊かこのシリーズを読んでみたくなった。

    0
    2013年07月19日

    Posted by ブクログ

    神林長平が好きだと言いつつ、雪風と火星3部作くらいしか読んでませんすみません。最近出た神林作品トリビュートを読むためにはまずもとの作品を読んでおかないと…とも思って読みました。思ってた以上にハードボイルドな、硬質な印象のSFでした。読んでてたまに混乱。それにしてもアプロかわいい…喰われてもいい。SFと猫って合いますにゃー。

    0
    2012年08月13日

    Posted by ブクログ

    1983年初版発行。
    文体が脚本の台本のようで味気ない。「文章を味わう」という小説を読む楽みのひとつに欠けていて、地の文が無味乾燥で味わいがない。全編ほぼ会話とアクションシーンによって構成されている。
    SFガジェットは40年以上前の作品で流石に古びている。
    ドタバタSFアクション小説。アニメの脚本だと言われれば納得いくような作品である。

    0
    2026年02月17日

    Posted by ブクログ

    探してたSF作家神林長平、初読み
    入門編ぽいこちらから読み始めてみた

    海賊課に所属してる人間のラテルと猫型異星人によるドタバタ系SFシリーズ

    海賊課といっても宇宙海賊を捕まえる(殺す?)やつら、かなり権力があるらしく結構横暴で「俺たちは海賊課だぞ」と関係ないやつにまで強気で暴れます

    話は面白かったけど難点がカタカナがマジで多く混乱する
    人の名前、地名、乗り物、かなり似てる名前が多い上、今回はワープ?した先が全く同じ世界で全く同じドッペルゲンガーがいる世界に入り込む事で同じ名前の奴が2人ずついる(笑)
    その中でドタバタやるもんだからマジに混乱、メダパニすわ

    俺の読解力次第じゃねーかと言われたらそれまでなんだけど、でもめげずに続編も読むわ
    だってセットで買ってしまったからね

    話しは面白いのよ

    0
    2023年09月03日

    Posted by ブクログ

    神林作品というと重厚なイメージがあったのですが、この作品はとても軽やかなSF活劇という感じで気楽に楽しめます。
    2人の海賊課刑事は両方とも猫だと思ってたんですが、猫はアプロだけだというのを途中で気づきました(笑)。
    タイトルの「海賊版」の意味が解説を読んでも結局分からなかったんですが、意味があるんでしょうねえきっと。

    0
    2012年04月21日

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