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Posted by ブクログ
ライトノベルから小説へ脱皮した、沖方氏の短編集。歴史小説的な天地明察につながる日本改暦事情からOut of ControlといったSFちっくな作品までをおさめた作品となっていて、筆者の想像力と疾走するような文体を思いっきり感じることができる。ちょっと森博嗣のような文体の作品も。
天地明察の本当に素晴らしい小説を生み出すに至ったのは、きっと時空を超えた想像力なんだろうなあ。「人間の心信・遊び心が極まって文化になるのだ」という粋を感じる文章から、筆者の持つ小説を書くということは、言葉を大事にして、それがもたらす文化に至るひとしずくを力一杯刻む作業なのだと感じた。仕事でもプライベートでも、自分自身が紡ぐ言葉とは結局何を作るのか。そして、文化に繋がる何かなのかということを意識していきたい。
Posted by ブクログ
大好きな『天地明察』
その原型が読めるとあれば手にしないわけにはいかない。
と意気込んで読み始めたのはよかったのだけれど、
「まあこ」と「箱」を朝ごはん食べながら読んでたので、
ぎゃーぎゃーあってなっちゃった。
小野不由美、京極夏彦は読んだし、
ちょうど一冊前に江戸川乱歩を読んでいたし、
ドロドロ・グチャグチャ・ヌルヌル・みっしり系は
耐性ついてるのだけれど、血液が逆流するような
ざんわり感満載。
ホラーは苦手って人は「日本改暦事情」だけ読んで
表紙を閉じたほうがいいと思うよ。
他の短篇読んでから表紙見ると、ゾロっとするんだけどね。
その後の「日本改暦事情」がいやぁ清涼剤になってくれて、
よかったー。春の海通り、陽だまりを感じるようでした。
あの長大なお話が、この短編で破綻せずに完結している
のだから冲方先生って本当に能力有り余っているんだなぁ。
『天地明察』は長すぎて読めなかった!って人にも
こちらはオススメ。ストーリーは変わらないし、
主要キャラクタも生き生き、大事なセリフも残っているから。
しかし、ラストの1篇もまた、おぞましいものを読んでしまった
って読後感。
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