マルドゥック・ヴェロシティ1 新装版

マルドゥック・ヴェロシティ1 新装版

792円 (税込)

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戦地において友軍への誤爆という罪を犯した男――ディムズデイル=ボイルド。肉体改造のため軍研究所に収容された彼は、約束の地への墜落のビジョンに苛まれていた。そんなボイルドを救済したのは、知能を持つ万能兵器にして、無垢の良心たるネズミ・ウフコックだった。だが、やがて戦争は終結、彼らを“廃棄”するための部隊が研究所に迫っていた……『マルドゥック・スクランブル』以前を描く、虚無と良心の訣別の物語。

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  • マルドゥック・ヴェロシティ1 新装版
    792円 (税込)
    戦地において友軍への誤爆という罪を犯した男――ディムズデイル=ボイルド。肉体改造のため軍研究所に収容された彼は、約束の地への墜落のビジョンに苛まれていた。そんなボイルドを救済したのは、知能を持つ万能兵器にして、無垢の良心たるネズミ・ウフコックだった。だが、やがて戦争は終結、彼らを“廃棄”するための部隊が研究所に迫っていた……『マルドゥック・スクランブル』以前を描く、虚無と良心の訣別の物語。
  • マルドゥック・ヴェロシティ2 新装版
    792円 (税込)
    廃棄処分を免れたボイルドとウフコックは、“三博士”のひとりクリストファー教授の指揮の下、9名の仲間とともにマルドゥック市へ向かう。大規模な再開発計画を争点にした市長選に揺れる街で、新たな証人保護システム「マルドゥック・スクランブル-09」の任務に従事するボイルドとウフコックたち。だが、都市政財界・法曹界までを巻き込む巨大な陰謀のなか、彼らを待ち受けていたのはあまりにも凄絶な運命だった――
  • マルドゥック・ヴェロシティ3 新装版
    792円 (税込)
    都市を支配する勢力の抗争に端を発した拷問殺人の背後には、闇の軍属カトル・カールの存在があった。ボイルドらの熾烈な戦いと捜査により保護拘束された娘、ナタリアの証言が明らかにしたのは、労組対立を利用して権力拡大を狙うオクトーバー一族の影だった。ついに牙を剥いた都市システムにより、次々と命を落としていく09メンバーたち。そしてボイルドもまた、大いなる虚無へと加速しつつあった――暗黒と失墜の完結篇

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マルドゥック・ヴェロシティ1 新装版 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2012年09月27日

    「虎よ、虎よ」のような暴力と廃退と虚無、そして疾走感。
    SFに限らず、ハードボイルドやダークヒーローものが好きな人にはお薦めできるなぁ。
    独特の「クランチ」文体に慣れる頃にはもう世界に浸ってました。

    0

    Posted by ブクログ 2016年03月18日

    文体はボイルドの客観的かつ冷酷な視点を表現しているのかと思ったが、他の方のレビューを読んでクランチ文体というものだと知る。なるほど。しかし作品にマッチしている。

    映像的に目まぐるしく展開していく疾走感あるアクションが楽しい楽しい。ボイルドのチート能力っぷりは『スクランブル』でよく知っているが、彼の...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年05月22日

    冲方的クランチ文体初体験。素地があったおかげか意外と馴染みやすい。字コンテ的な?感じか。テンポがとても良くなるが、想像力が追いつかない時もある。

    0

    Posted by ブクログ 2014年01月04日

    マルドゥック・スクランブル以前の話。ボイルドが主人公の一大絵巻。
    展開の速さがいいテンポで進む。なかなかの序盤ですよ。

    0

    Posted by ブクログ 2013年11月10日

    マルドゥック・スクランブルの前日譚。なぜボイルドはあのように変わってしまったのか、ウフコックとの間にかつてあった絆は何だったのかが語られる。色んな能力者が出てくる、少しSF的なジョジョのように読める一方、ストーリーはかなり残酷で暗い。そして前日譚であるために、救いがないことも分かっている。

    0

    Posted by ブクログ 2013年03月02日

    ■マルドゥック・ヴェロシティ1 ★★★★☆
    星は衛星を束ねながら回転し進む。
    美しく、煌々と輝きながら。

    (以下抜粋。○:完全抜粋、●:簡略抜粋)
    ○お前は不確定要素に心を砕きすぎる。
     二分後のことに集中して、二分前のことを忘れろ。(P.229)

    ○「俺も、だんだんと人間の機微について理解が深...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年11月04日

    完全版ではなく、単なる新装版ではあったが、すっかり忘れていたので再読。スクランブルの完全版の時にも記載したが、やはり圧倒的にカトルカールの異形ぶりが際立つシリーズであり、それに対比する同じ生まれであるはずのO9のメンバーの健全ぶりと、特に主人公たるラスティポンプの人格が余りにスクランブルとかい離して...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年08月30日

    『マルドゥック・スクランブル』では、ひたすらに恐怖の対象で
    でもどこか気になってしまうウフコックの“元”相棒、ボイルドが主人公。

    彼がどうしてあぁいう結末になったのか、がわかる1冊。

    久しぶりに半分徹夜をして、読みふけった。
    ものすごいストーリーだった。
    文体が独特だったけれど、それもすぐに慣れ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年10月07日

    マルドゥックスクランブルにも登場したボイルドというキャラクターの過去の物語。
    ボイルドとウフコックの関係を見ている笑っちゃうけど、じりじりと悲しさも湧いてくるのが辛いね。
    ボイルドの一人称視点の文体はスプライトシュピーゲル感あってエモい。

    0

    Posted by ブクログ 2020年03月07日

    再読。
    なんだろ初めて読んだときの方がドキドキした気がする。
    この巻では異能バトルが本格的に始まらないからだろうか。
    終盤になるにつれて戦いが壮絶になっていくので、まあ仕方ないのかもしれない。
    とはいえウフコックの悩む姿はとても愛くるしく、ボイルドの静かな狂気も不穏でよい。
    久々にみんなに再開した感...続きを読む

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