喜娘

喜娘

785円 (税込)

3pt

4.0

帰国を前にして皇帝代宗に謁見した第14次遣唐使一行の前に、ひとりの娘が現れた。第10次遣唐大使として入唐しながら帰国できず、唐の朝廷に仕えて一生を終えた藤原清河の娘である。その忘れ形見・喜娘を父の故国日本へ連れてゆくよう申し渡される…。帰国した喜娘たちの運命を軸に、日唐交流の秘話とロマンを描く歴史文学賞受賞の表題作「喜娘」、梅の老樹から浮かび上がる下級官人の数奇な過去「惜花夜宴」、ほかに「夏の果て」「すたれ皇子」「嘉兵衛のいたずら」の3篇を収録。平城京に生きる人々の息吹が今に甦る秀作集。

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喜娘 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2019年09月17日

    第十次遣唐大使の中国での娘の喜娘が日本にわたる話、長屋王に仕えた男の話、写経生と聖武天皇お気に入りの僧良弁との話、聖武天皇の異母兄弟の話など、奈良時代の短編集。主人公の心の内が克明に語られ、千年以上前の人間のことが現代人のように生き返る。最後の話は、現代を舞台としているが、ほとんど中身は吉備真備(や...続きを読む

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