狐闇

狐闇

913円 (税込)

4pt

魔鏡を競り市で手に入れたことで、宇佐見陶子の運命は変わった。市に参加していた男が電車に飛び込んだのを皮切りに周囲で命を落とす者が続出。陶子は絵画の贋作作りの汚名を着せられ、骨董業者の鑑札を剥奪されてしまう。狡猾な罠を仕掛けたのは誰か。満身創痍の捜査行は日本の歴史の断層に迫っていく! (講談社文庫)

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狐闇 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年04月12日

    旗師(店舗を持たない骨董商)である主人公・宇佐見陶子が、競り市で魔鏡を手に入れたことから鏡を取り戻そうとする者からの接触を受けた後、贋作づくりという身に覚えのない汚名を着せられて、骨董業者の鑑札をはく奪されてしまう。自身に罠を仕掛けた相手を探し出そうとする中で陶子が魔鏡の謎に迫っていく内容です。同作...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年02月18日

    おもしろかったー!最初から最後までドキドキハラハラ。
    なにせ初っぱなから主人公・宇佐見陶子が、古物商の鑑札を取り上げられてどん底な雰囲気から始まります。
    狐罠のラストからのギャップがすごいので、読むなら罠→闇の順番通りに、続けてがお勧め。
    前作では話だけだった「凶面笑」の蓮丈那智、「孔雀狂想曲」の越...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年03月21日

    いろいろ順番が分からないww
    次何を読めばいいのだろう。また邪馬台にもどればいいかなw

    作品間のリンクが好きな私にしてみれば、こういうのはただただうれしい、おもしろい。

    内容自体も自分にとって興味のあることばかりで、考え方の一つとして面白味がある。

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    Posted by ブクログ 2017年10月14日

    「旗師」宇佐見陶子シリーズの2作目です。

    初っ端から陶子さんピンチです。
    騙されて、盗難にあって、事故に遭います。
    極めつけに鑑札を剥奪されて満身創痍です。
    文章が陶子さんの一人称なので、
    感情移入して読む読者も同じ目に遭います。
    これでもかと押し寄せる悪意に読んでいて苦しくなります。
    巻末の解説...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年08月09日

    事の起こりは競り市で青銅鏡を手に入れたこと。
    しかしそれは盗品で、持ち主に返すことになるのだが、
    それはただの青銅鏡ではなかった。

    そして青銅鏡を盗んだとされる男が自殺し
    競り市の主催者から買い取った絵画が消え
    贋作を捌いているという汚名を着せられ鑑札を失う。
    更に競り市の主催者が強盗に殺された。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年02月26日

    ★あらすじ★宇佐見陶子シリーズ第二弾。青銅鏡を競り落としたことから、陶子は飲酒運転による交通事故や贋作売買など様々な疑惑をかけられ、遂には鑑札を失ってしまう。自分を陥れた罠の正体を探るうちに辿りついた「税所コレクション」とは?陶子に協力する民俗学の専門家として、蓮丈那智も登場。
    ★感想★罠にかけられ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    いや〜面白かった。
    店舗をもたない古物商(旗師)の女性陶子が主人公。
    競り市で手に入れた魔鏡で運命がかわる。
    魔鏡に隠された謎。
    明治初期の壮大な計画が、今、現在にも影響を与えているのが面白い。
    何事にも屈せず真実を追究しようとする女性の強さが良い。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    k_32)冬狐堂シリーズ長編の第二弾。おもしろかったです。続きが気になって、また夜更かし。休日だからいいんだけど。
    前回読んだ「狐罠」もおもしろかったけど、こちらの方が好き。壮大な歴史の話と骨董を絡めて書いてあって、いろんな点で興味深い。日本史好きの方がどう思われるか、ちょっと興味があります。私は歴...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    『冬狐堂』シリーズ第2作。
    骨董商『冬狐堂』こと宇佐見陶子の日常の歯車は、骨董市で競り落とした一枚の青銅鏡によって狂い始める。競り落としたはずのものと違う、手元に届いた鏡。その魅力。市に参加していた男の突然の自殺。「あれは間違いです。返してください。」と接近してくる怪しげな男たち。そして、陶子は骨董...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年09月15日

    旗師宇佐見陶子の古美術ミステリ『狐罠』の次作。蓮丈那智フィールドファイルの『凶笑面』ミクニがあそこでああなったやつはコレやったんやなぁ、としみじみつながっています。八咫烏魔境、贋作三角縁神獣鏡を中心にかなり大風呂敷でおもしろかったです。いくつかひっかかるのがなぜ村山槐多にしたんかとか、悪党のアルコー...続きを読む

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