仏教とは何か ブッダ誕生から現代宗教まで

仏教とは何か ブッダ誕生から現代宗教まで

726円 (税込)

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3.2

仏教を考える上で、もっとも根元的な難問は「仏教をどう生きるか」ということではないか。現代、日本人にとって、この問いに応えることが焦眉の急務になっている。その難問に対処するには、まずブッダの人生と仏教の歴史を等分の視野におさめる必要がある。ひとり日本においてのみ繁栄を誇り、しかし今や、その生命力を枯渇させつつ自滅の道を突き進んでいる大乗仏教――日本の仏教を、ブッダ誕生の原点に立ちもどって検証する。

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仏教とは何か ブッダ誕生から現代宗教まで のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    一章 ブッダの人生
    二章 ブッダと現代
    三章 仏教思想のキーワード
    四章 日本仏教の個性
    五章 民俗仏教の背景
    六章 現代との接点

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    2014年03月25日

    Posted by ブクログ

    全体を通して日本の仏教界への問題提起がなされているので、知りたいこととズレがあった。
    1993年当時の仏教に対する世間の印象と、昨今の仏教ブームとの差異も少なからずあるし、在家からすると自明のことのように感じることが、それこそ大袈裟に書かれていたりもして、世襲坊主、袈裟坊主の連中が読んだら説法も少し

    0
    2016年11月22日

    Posted by ブクログ

    仏教の歴史や現代的課題について解説しています。民衆の精神史という広い文脈のなかで日本仏教の意義をとらえなおすべきだという著者の観点が、積極的に押し出されている解説書です。

    釈尊は入滅に際して、人びとが望むならば長くこの世にとどまって教えを広めようということを弟子のアーナンダにほのめかしましたが、悪

    0
    2017年12月03日

    Posted by ブクログ

    読者の「仏教とは何か」という問いに応えようという本ではなく、
    著者が思い描いている「仏教とは何か」について書いた本だと思う。

    仏教についてさほどくわしくない人にとっては、決してわかりやすくは
    ないだろうし、やや独断的な傾向が見られる本であるだろうことは
    決して否定しない。

    だが大学生当時に著者の

    0
    2012年08月18日

    Posted by ブクログ

    一口に仏教と言っても、日本で論ずるときには注意が必要だ。まず釈迦の考えた「仏教」があり、弟子達が考えた「仏教」があり、日本で文化的・世俗的に融合された「仏教」がある。また統一的な教典を持たない仏教は解釈が多様で、実質仏教と定義できるものはないといっていいだろう。
     また筆者は現代における宗教の役割に

    0
    2012年04月29日

    Posted by ブクログ

    遺骨の供養にかかずらうなと言ったブッダの教えに背いたアーナンダにはじまり、仏教はときにはブッダの言葉を裏切りながら、様々な変化を経て現在へ続いている。その是非を問うよりかは、そのような現実を受け入れアーナンダの徒として我々はこれからいかに仏教と向き合うか。新しい時代で仏教はどの様にあるか。おそらくそ

    0
    2010年10月13日

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