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亮子の悪夢のような日々は、幼なじみの森本との再会から始まった。匿名の手紙、日に何十回もの非通知の着信、食べ物に繰り返し混じる異物……。二人の仲を邪推する森本の妻・真理の仕業なのか? それにしても、理屈では説明のつかないことが多過ぎる。深夜に襲ってくるこの異様な気配はいったい? 反撃に出る亮子。だが、本当の恐怖は始まったばかりだった。
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Posted by ブクログ
オーソドックスな怨霊(生霊)ホラー。次々起こる怪奇現象も怖いけど、生きた人間の勘違いっぷりがやはり怖いね。生霊と死霊……どちらが怖いか、というのも案外悩むところ。 そしてこのラスト。一瞬「え、これってどういうこと?」と首を傾げて、その後にぞわっと寒気が。やってくれるなあ。かなり怖い部類の一冊。
お正月、暇なんで古本屋で加門七海さんの本を見つけたので、読んでみたら、怖いもの見たさが止まらない!一気に読みました。女の執念って怖い>_<
怖いです。真面目に怖い。 しかも理不尽。心の底から理不尽だと思った。 これまで読んだこの作者の話の中で、一番怖いと思った。 ホラーでなくとも、このタイプの話は怖いと思う。 逆恨みで理不尽。どうにもならん。
実家に戻った主人公が、小学校時代の同級生に10数年ぶりに再会する。懐かしさも手伝って気軽に同窓会らしき集まりを約束しただけのはずが、同級生の妻からありもしない浮気を疑われ、ストーカーじみた嫌がらせを受ける……と、よくある「サイコな女の恐怖」てな話かと思ってたら―こう来たか。しかしこの主人公、理性を保...続きを読むっているようで、何ぜ直接対峙しようとするんだろう。元凶は同級生にあるだろうに。そこで“真理”の正体というか人となり、なぜそうなったのかてな種明かしがあると思ったんだが。それを書いたら陳腐だってことか。 ……それとも、真理じゃなかったのか?
怖い、本当にヒタヒタと忍び込んで来るような怖さ.... 女性が読めばもっとこの怖さが自分のこととして感じるだろう。
亮子の悪夢のような日々は、幼なじみの森本との再会から始まった。匿名の手紙、日に何十回もの非通知の着信、食べ物に繰り返し混じる異物…。二人の仲を邪推する森本の妻・真理の仕業なのか?それにしても、理屈では説明のつかないことが多過ぎる。深夜に襲ってくるこの異様な気配はいったい?反撃に出る亮子。だが、本当の...続きを読む恐怖は始まったばかりだった
異形の怖さはないですが、人の怨みは怖いと思うストーリーでした。 別の小説で読んだ“異形を潰して人が死ぬ”部分に近い表現があり。。くすっと笑ってしまいました。
これは怪談でなく、ホラー小説。人違いを何度伝えても全然話が通じないところがさすが生霊という感じで理不尽で怖い。ラストが追い払うでもなく、殺されるでもなく、お話ならではのまとめ方で面白い。
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