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源平の戦いに、奥州藤原(おうしゅうふじわら)氏が立ち上がった! 平泉の藤原秀衡(ひでひら)の許に身を寄せていた源義経は、頼朝挙兵の報を受け、鎌倉へ馳せ参じる。頼朝の隙を突き、京へ入った木曾義仲は後白河法皇を幽閉、その傍若無人(ぼうじゃくぶじん)ぶりに業(ごう)を煮やした秀衡は、ついに奥州軍を南下させる。しかし、頼朝は秀衡を迎え撃つべく……。歴史の転換期を新視点で捉えなおす、もう一つの歴史物語。(『秀衡の征旗』改題)
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Posted by ブクログ
地元では、今を盛んと田植えが行われている。 仕事で車を走らせながら、黙々と農作業をする姿を見ながら考えた。 彼らの強さを。人に使われる会社員との違いを。 ビジネスマンとして、日ごろからそのスキルを上げること、社内での立ち位置を確保すること、そんなことに腐心している自分。上司が変わればそ...続きを読むれに合わせ、ルールが変更になれば右往左往する。それは勤めてお金をもらう立場なら当たり前のことだが、そこに同時に本人の成長がなければ空しい空論を振り回す輩と変わらない。 時代小説を読むと時折覚えるのと似た感覚。 この国を支えるのは武士なのか、農民なのか。 権謀術策を繰り広げる為政者。技を鍛える戦士。 しかし、彼らを食を作り出すのは。 窓の外に広がる水を張った田んぼ。苗が植えられるまでの一瞬、そこには青い空と雪の残る山を映す鏡が出現する。 美しい季節。 人に使われるサラリーマンという立場が悪いとも、農業やその他自らの腕と力で生計を立てている人が優れているとも思いはしない。まして、まわりにいる農家はほとんど兼業農家だ。 それなのに、世の中の基準はどこか偏っているように思う。知識や技能や、資格。他人とのかかわり方、アピールの仕方。学んでいけないとは思わないが、それが通用しない世界もあるということを忘れている気がする。己の経験、誰にも問えぬ判断。そして説明のできぬカン。そんなものが幅を利かせる世界、職業が。 時代を動かすのは誰なのか。 歴史に名を残さなかった人々は存在しなかったのか。 実家の田植えのために休んだ部下。 所用のために連絡を取った際の携帯から聞こえる声は普段よりもなんだか自信に満ちていた。 通常はあまり主人公となる機会を見ることがない奥州藤原氏。蝦夷側から見た源平の争いは、確かに普段見るのと景色が違う。 今後どんなふうに見せてくれるのか。どんな歴史を見せてくれるのか。
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