昭和二十年夏、女たちの戦争

昭和二十年夏、女たちの戦争

638円 (税込)

3pt

4.3

人生で最も美しい時を戦時下で過ごした5人の女たち。作家・近藤富枝、評論家・吉沢久子、女優・赤木春恵、元JICA理事長・緒方貞子、作家、評論家・吉武輝子。彼女たちには、明日の見えない日々でさえも、その日常には青春の輝きがあった。妻でもなく、母でもなく、ただの若い女性だった彼女たちは、あの戦争をどのように生き抜いたか。大宅壮一ノンフィクション賞受賞の作家が綴った、あの戦争の証言を聞く。

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昭和二十年夏、女たちの戦争 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2015年07月13日

    [青春の必死]戦時中の女性の遺品の「美しさ」に心奪われた著者は、先の戦争において男性の影に隠れてしまいがちな女性の生活に興味を覚える。その結果、緒方貞子や赤木春恵らに対して行われた、戦時中に青春を送った経験を持つ5名の女性とのインタビューを基にした作品です。著者は、本書の執筆をきっかけとして、女性と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年11月09日

    戦争ものの本をまた一冊読んだ。この本は、最前線の戦争ではなく、戦争の時代を若い女性たちはどう生きたのかを書いた本だった。

    近藤富枝さん(作家)・吉沢久子さん(評論家)・赤木春恵さん(女優)
    緒方貞子さん(JICA理事長)・吉武輝子さん(評論家)以上、5人の女性たちの若いころ、無名の一庶民として自分...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月05日

    所謂「銃後」であった女性たちの証言。
    取材された当時(もう亡くなられた方ばかりになってしまったが)、それぞれの分野で名を成した方ばかりであるためか、裕福な家庭に生まれた方ばかりのためか、予想より悲惨ではないな、と緒方貞子さんまでは思っていた。
    が、最後の吉武輝子さんでガツンときた。
    多分、この本を読...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年06月14日

    こういう本を読みたかったんだ、と思いました。

    戦争を題材にした本はたくさんあるけど、確かにそのほとんどが女は脇役。
    夫や息子を戦争に取られ、戦死してしまって悲しむ役どころが多かった。
    確かにそういう女性は当時たくさんいたのだろうけど、普通の若い女子は当時どんなことをして、何を考えていたのかにも興味...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月04日

    「梯久美子」のノンフィクション作品『昭和二十年夏、女たちの戦争』を読みました。

    先日、「青島幸男」の『人間万事塞翁が丙午(にんげんばんじさいおうがひのえうま)』を読んで、戦時下を過ごした女性の実際の姿を知りたくなったんですよね。

    「梯久美子」作品は昨年の夏に読んだ『散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年09月06日

     『昭和二十年夏、僕は兵士だった』は、現在著名な5名の男性の戦時中の体験談だったが、こちらは現在著名な5名の女性の体験談。それも、兵士の母、妻、娘という立場ではなく、当時10代20代の独身だった方たち。

     著者も書かれているけど、銃後の生活の話なので、戦地の体験談と違い、目を覆いたくなるような無残...続きを読む

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