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気功師のとかげと、児童専門の心のクリニックで働く私。ある夜、私がとかげに結婚を申し込むと、とかげは「秘密があるの。」と答えた――。語られるとかげの子ども時代の惨劇と、それによってもたらされた深い傷。そして、私もとかげと向き合い、心の闇をさらけ出す。叫びをあげるふたりの魂が希望をつかむまでを描く感動作!
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Posted by ブクログ
とかげなりに向ける主人公への愛には不純物がなく、とても素朴で優しさに溢れているなと感じた。少年少女の純愛も、傷も背負って生きるそっくりな二人の未来でも、ふたりの愛の核が変わりませんように。
陰から支える
三白眼の下着姿。腿の入れ墨。 それで読みたくなった。 トカゲは小さいくせに 何か存在感がある。 陰にいて全霊を費やす。 人を傷つけることの裏にある 責めきれない事情。 それを感じるとき、 自分を責めて、人に尽くす。 食い込むほど寄り添いたい人。 そういう相手をすら避けていた。 ...続きを読むこれが続くかは わからなくて不安。 改作前のものはまだよく 読んでないが、トカゲの 最後の台詞は、今の方が、 具体的なイメージまであって 生き方への確信の強さが 感じられる。
#深い #泣ける #切ない
「とかげ」 の本人によるリメイク版 子どもの頃のいわゆるトラウマを抱えて生きる二人。お互いにだけしか、心を開けない・・・それもちょっとだけ・・・二人の姿は、子育てが終わり二人だけになった私たち夫婦の関わりに少しだけリンクする。 「とかげ」よりも、人のぬくもりが感じられて、なんだかホッとする。
随分昔、子どもの頃に読んで印象的だった「とかげ」がリメイクされていたと聞いて手に取りました。 併録されているとかげと読み比べると、うんうん、確かに本筋もところどころの描写もそのまま、仕事への取り組み方、人との関わり合い方、生きる事への姿勢がより深く描写されて「人」が彼らに落とす「影」の部分と、それに...続きを読むより浮かび上がる光がより感じられる物語が繰り広げられているな、と。 ぎゅっと削ぎ落とされた濃密な空気の詰まったとかげ、そこからより一歩深く闇と光が色鮮やかに見えてくるひとかげ、どちらからもよさが手に取るように伝わって心地よくやわらかに胸に落とされる光と影を感じました。
「とかげ」のリメイク。 前作よりずっと優しく大らかな感じに仕上がっていてよかった。 針に触れるような尖った感じがなくて、親しみやすく、すっと入ることができた。 すでに発表した作品をリメイクしちゃうなんて勇気がすごい。 きっと、この作品に対する思い入れが強いのだと思うけど、ばななさんはやっぱりすごい...続きを読むです。
神様は優しくなんかない、しいない。 悲しい世界でも、恋をする とかげと僕 おやすみを言える相手がいるの幸せだなと感じた
ずーっと昔に読んだ本。 改めてもう一度読んでみた。 惹かれるべくして惹かれたんだろう2人、淡々とした語りで語られる事実は壮絶で、でもその様子をイメージするにはちょうど良い語りに感じた。 昔に書かれたとかげをもう一度書き直されたひとかげ。 どちらを先に読むかでまた印象は変わるのだろうが、私は本の順に...続きを読む読み、ひとかげのほうがしっくりときた。
「とかげ」の本人によるリメイク。 年齢を重ねた作者の視点はやはりすばらしく、原作「とかげ」の尖ったところを削って温かさを増したような感じ。こちらの方が断然すきだ。 ふたりの過去も主人公の話し方もとかげの雰囲気も。こちらの方がしっくりくる。 ふたりの関係性が切なく胸に染みる作品。
買い漁つた吉本ばななさんの本の中の一冊。 最初前書きを読んだとき、もともとこれが『とかげ』として発売されてゐたものの書き直しだとは知らなかつた。さういふ点で、書き直したものと、書き直す以前のものを同時に載せるといふことは、吉本さん自身、再びかつての自分に出あふといふ過程を読者にも見せるといふ勇気のゐ...続きを読むることではなかつたのではないかと思ふ。 とかげとひとかげを読んでみると、吉本さんが時間を経て濃縮したことばが蓄積されてゐつたのが感じられる。より人物に対する思考がひとかげでは色濃く出てゐる。とかげを書いたころは、おそらく、ひとが仕事をするといふことはどういふことか知らずに書いてゐたのだと思ふ。だからこそ、書けたものがあつたのは事実だ。けれど、生きていけば生きていくほど、つもり重なるものが出てくる。それらを無視してひとを書くといふことは、今までの自分の歩いてきたものをなかつたことにするのと同じことだ。当初書いたのと全く同じ気持ちで書くことなどできるわけがない。 昔のものと今のものを同時に載せることは、吉本さん自身、自分といふ存在の変わるものと変わらないものとに出会ふといふ大きな発見だつたのだと思ふ。
死の匂いがしみこんだ人にしかできない、ほんとうの思いやりを私はかぎわけていたのかもしれない。 買ったものの、表紙の絵がなんとなく怖くて読めてなかった。この人がとかげさんかな? 一瞬で読めてしもた、久しぶりに本読んだのに… とかげもひとかげの後ろに載ってて、だいぶここ変わったなってとことかあって...続きを読むひとかげの表現の方が好きだなあってとこが結構あった。 最初によしもとばななさんのコメント?みたいなので書いてよかったって本人も言ってるけどうんうん!って思う 自分の中の子どもに気づいてる人が読むとちょっと泣きそうになる部分があるかもしれない、私はそうだった…
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