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生まれついて父はいない。そして幼くして、母までも事故で亡くしたひな菊を支えたのは、親友のダリアだ。ダリアがブラジルに旅立ち十数年、二十五歳のひな菊は、ダリアとの「林の中」の鮮やかな想い出を胸に今を生きる――。哀しくも温かな人生をひな菊は語る。奈良美智とのコラボレーションで生まれた夢よりもせつない名作。
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Posted by ブクログ
吉本ばななさんの本は3冊目です。 ばななさんの世界というか、空気というかとにかく好きです! 奈良美智さんの絵ともすごく合っていて、哀しいけど優しい雰囲気で読書の秋にはピッタリだと思いました。
吉本ばななさんの空気感が好きすぎる。命とは、生きることとは、というのを、寂しくなるくらい丁寧に書いている。恵まれてなくても、楽しくなくても、それでも生きることは続いていくんだよなって思った。読み終わったとき、この、とても楽しいわけでもなければ死ぬほど苦しいわけでもない私の人生に、少しだけ愛着がわいた...続きを読む。
感想をひと言で言うのは難しいくらい深い本です。きっと一人暮らしの時に読んでいたらかなり救われただろうと思います。奈良美智さんの世界観とマッチして、小説と挿絵というより、小説とアートのコラボというように感じました。
しびれた。 70ページのこの部分。深い。 「なにかを徹底的に受け入れようとすることは、 この世で起こっていることに関して普通の百倍 くらい敏感になることだった。決して鈍くなって 乗り越えようということではなかったように思う。」
「天とか運命とかは、首の事故で彼を俺たちから奪うことはできても、あの楽しかった時間を奪うことは永遠にできないから、俺たちの勝ちだと思うんだ。」 自分が経験したこと、関わった人と過ごした時間、それらの積み重ねが人生だと思わせてくれる。大切な人を想い出しながら読んで胸が熱くなった。
淋しい夜にしみじみ読むと心に深く染みてくる、そんな物語。生きることの意味をひな菊を通して感じることができた。
ダリアの存在が不思議だったけれど、それが暗喩するものが、徐々に自分の中で紐解けていったかんじがした。
挿絵が文章とあってて強烈でした。 しっとりとした雨が降ってくるような本だなって思いました。 最後には晴れですよ
ばなな作品は自分が弱っている時にこそ、響く。 一度ばなな作品を味わい損ねてしまい、しばらく離れていたけどやっぱり戻ってきてしまった。そして、やっぱりいい。 この作品は、奈良美智さん(イラスト)とのコラボということで、他の今まで読んできたばなな作品とはまた違った味わいがあった。 それでいて、他のばな...続きを読むな作品の世界観を壊すことも無い。 ばななさんが描かれる世界観は、『死』という超現実的なことでありながら、どこか幻想的でもあるので、それに似合ったイラストでよかった。
ひな菊という少女の人生が語られている小説。不思議な気持ちになる。違う空間に迷い込んだような。 それはもともとあるばななさんのミステリアスな雰囲気と奈良美智さんの挿絵がぴったりはまっているからかな。 ちょっと怖くて哀しくて、でも高春とかおじさんおばさんが発している暖かさが救いになってる。 物語というよ...続きを読むりも、そういう雰囲気、空気みたいなものが好みでした。
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