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Posted by ブクログ
精神科医であり、作家である著者の文章は読みやすく、取り扱う内容も非日常的で引き込まれる内容でした。17時台のニュース番組の特集を見ているような感覚でした。
死刑囚がどういう精神状態で日常を送っているのか、さまざまな死刑囚と面談した著者がタイプ別にまとめており、非常に興味深かったです。
死刑囚は濃縮された時間を過ごしているため、躁状態になる人が多く、一方で無期懲役囚は希薄な時間を過ごすことから無気力な傾向にあるという部分に、「なるほどなぁ」と妙に納得してしまいました。死ぬことは決まっていて、その死が近くにあるか遠くにあるか、その違いが囚人の性格に影響を与えるという点に人間の動物的本能を感じ、興味深かったです。
たまたまですが、作中にドストエフスキーの名前が何度も登場し、最近『カラマーゾフの兄弟』を読み終えた身としては、その偶然性に驚きました。ドストエフスキーも死刑囚として、留置されていたことがあるとは知りませんでした。
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