国際関係論 同時代史への羅針盤

国際関係論 同時代史への羅針盤

924円 (税込)

4pt

戦争と革命の世紀、二〇世紀は轟音を響かせて転換しつつある。国家そのもののあり方とともに、国家間の関係もまた問われているのである。国際関係論という学問は、政治・経済・文化などが交錯する場である国際関係に生ずる問題を解明し、現代史の深部の潮流を捉えて未来を展望することを目指す総合的社会科学である。歴史の転換期に立つ現在、この学問は世界を見据える羅針盤となるであろう。巻末に詳細な基礎文献案内を付す。

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国際関係論 同時代史への羅針盤 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2013年11月20日

    国際関係論とは何か。この本を大学生時代に読めていたら、進む道はきっと変わっていただろう。

    ボランティアや奉仕活動による’国際協力’と国際関係論の立場は違う、というところに妙に納得してしまった。

    20年以上前の本だが、国際関係を掘り下げる際には非常に参考になる本。

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    Posted by ブクログ 2010年01月08日

    今の人生のきっかけになった本。
    読むごとにわくわくし、
    その後の人生に大いに期待した本。

    国際関係論の入門書。

    今でも時々手に取る。

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    Posted by ブクログ 2015年03月10日

    国際関係論という新しい学問の入門書です。

    特に前半部分は、この学問を志す学生たちへのイントロダクションとしての役割を持っており、E・H・カー以降の基本文献や研究史、国際関係論を学ぶ上での心構えなどが説かれています。後半は、アメリカ、ソ連、中国の3か国を中心に、冷戦体制崩壊後の国際関係の展望が、簡潔...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年05月04日

    国際関係論における入門書と言っていい本。国際関係論の成立過程から始まり、国際政治学や地域研究との差異をまず論じ、その後戦後の国際関係に関して掻い摘んで論じている。国際関係論と国際政治学との違いを意識し、研究することは有意義であると個人的には感じた。

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    Posted by ブクログ 2011年08月28日

    自身の学ぶ「国際関係論[International Relations]」は、何をもってその定義とするかの説明が難しい分野である。でも、どうやら政治学を軸に社会(心理)学と歴史学を絡めるような学際的な研究へと進むことになりそうだ。
    戦後政治、冷戦史を学ぶにあたって、民族が違いが即ち紛争の原因とならな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    もう10年以上前の著作だけれど、国際関係論の初学者である僕には、大変わかりやすかった。
    地域研究と国際関係論は相関的な関係にある学問であり、どちらか一方が不十分であれば、もう一方も学問として成立しえないんだと。
    冷戦前後の国際間の動向がよくわかった。

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    Posted by ブクログ 2017年01月08日

    国際関係論とはなんぞやということから、特に中国に注目した国際関係を概観する。地域研究と密接に関わり合う学問だとか、複数のディシプリンからなるだとか、比較研究が重要だとか、個人的にはとっつきにくくて苦手だなという印象を前半部からは受けたが、後半部、著者の専門である中国について記述したあたりからはかなり...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年12月15日

    第三章までは「国際関係論」が一体どんな学問なのかを説明していて興味深かったのですが、第四章から突如として中嶋氏自身も批判している「国際問題の事情講義」になってしまった感があります。もっと著者自身の経験を絡めて国際関係論とは何かを論じて欲しかったです。中嶋氏は『政治の弁証』『大衆の国家』『大衆の反逆』...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    初めて読んだInternational Relationsの入門書。
    スタンスや定義がていねいに書かれていてきちんと読みたい一冊。
    アーネスト・サトウ:外交とは、独立諸国の政府間における公式関係の処理に知性と機転を適用することである。
    だそう。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2011年01月03日

    国際関係論という学問がよく分かっていなかったので、購入し読んでみた本である。
    当初自分は、国際政治と似ている学問なのかと思っていたが、実際は出来て日の浅い学問であり、学際的に色々学ぶことができる学問である。
    しかしその分、この学問を修めるにはなにか一つの分野に特化して、それから国際関係論を修めること...続きを読む

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