四千万歩の男 忠敬の生き方

四千万歩の男 忠敬の生き方

682円 (税込)

3pt

3.2

素晴らしきかな、忠敬的セカンドライフ。50歳で隠居するまでの忠敬は下総の名家の旦那。隠居と同時に本格的に星学暦学の勉強をはじめ、56歳から72歳までの17年間で35000キロ、約4000万歩を歩き尽くして、日本地図を完成させた。愚直にも思えるその精神が支えた、第2の人生を全うする平凡な覚悟は我々の生き方に大きな示唆を与える。(講談社文庫)

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四千万歩の男 忠敬の生き方 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「四千万歩の男」では一年間の物語だが、その執筆過程で伊能忠敬の足跡を追うとともに、その時代の大きな流れの中で伊能忠敬が果たした役割が読み取れる。たいへん面白く、再度、読む機会を持ちたい。

    0
    2012年03月18日

    Posted by ブクログ

    長編小説『四千万歩の男』全5巻(講談社文庫)にかんする著者のインタヴュー記事などをまとめた本です。

    本編は、忠敬が蝦夷地と伊豆・相模の測量の旅を終えるところまでがえがかれていますが、作品内での期間は1年半であり、一方著者がこの連載に7年の歳月を費やしたということで、けっきょく十七年におよぶ忠敬の行

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    2020年04月23日

    Posted by ブクログ

    5/19に誕生日を迎えた時の誕生日記念読書の1冊。56歳になった私は、あの地図で有名な伊能忠敬が、婿養子で財を成し、実は隠居になった56歳から日本地図を作るために全国を歩いたと聞いて、その生きざまをぜひとも読みたかったのです。まあ、とにかく商売では、そこまで財を成したのだからあくどい面もあったのかも

    0
    2013年05月25日

    Posted by ブクログ

    伊能忠敬を見つめる井上ひさしの視線がいい。

    「忠敬さんは、いい意味で愚直」
    そういいきってくれて
    おろかな毎日を過ごす、
    でもそれを決して嫌っていない
    私自身の生き方も認められたような気がする。

    生きているはずのない伊能忠敬の3番目の奥さんと
    対談をしたり、
    伊能忠敬本人とも話を

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    忠敬は50歳を過ぎてから日本を測量した。四千万歩を17年かけて。凄い。そのベースにあるのは熱意だ。大事業も一歩一歩、歩いていくことが重要であることがわかる。
    後に英国から測量技師が来ても忠敬の地図を見て測量の必要がない、と思うほどの正確さだった。江戸時代は日の目を見ずにいたが日清、日露戦争で役立つ。

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    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    あの日本で初めて地図を作った伊能忠敬を小説にした井上ひさし氏の「四千万歩の男は、全部で5巻完結であり、そのボリュームに恐れをなして、似たデザインの兄弟本に「四千万歩の男 忠敬の生き方」という本があるのを知り、少々弱腰でこちらを読むことにした。

    ところがこちらは、小説でなく、上記小説についての著者の

    0
    2019年12月22日

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