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忠敬は下総佐原村の婿養子先、伊能家の財をふやし50歳で隠居。念願の天文学を学び、1800年56歳から16年、糞もよけない"二歩で一間"の歩みで日本を歩き尽し、実測の日本地図を完成させた。この間の歩数、4千万歩……。定年後なお充実した人生を生きた忠敬の愚直な一歩一歩を描く歴史大作。全5巻。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
面白い。 江戸ものはもともと好きだけれど、 伊能忠敬ときちゃぁ、もう読むしかない。 それを井上ひさしが書いているという面白さ。 土地柄や歴史や、小話や、 とにかく面白い要素が盛りだくさん。 井上ひさしの伊能忠敬像も期待を裏切ることなく 愛すべきもの。 旅の続きが楽しみ。 次号で...続きを読む蝦夷入り。
2014/10/14 読み終わった 昔々、父に勧められた本。読み終わるのに8ヶ月かかったよ。井上ひさしらしく、舞台にしたら面白そうな台詞回しや話の起伏が多い。旅のひと宿ひと宿が、舞台の一幕のような完結ものに思える。きっと途中から途中まで読んでも面白いよ。
本当はこんなに事件とかなかったのだろうけど、こんな感じで測量をしていたのだなぁとわかってよかったです。
~<5> すごい業績だち思う。しかも50歳を過ぎてから始めた仕事。こつこつ積み上げることが大切だし、いくつからでも始めることが大切なんだと痛感。まだまだ、これからだ!!
忠敬の愚直さは暦学に限ったことではない。見るもの、聞くもの、一つひとつに対して曇りなき眼でこれを受け止め、己の信にしたがって身を処する。その愚直さに心を打たれる。 このあとアイヌに入った忠敬らの行く末は。。。
(再読)56歳から天文学をおさめ歩測で日本地図を作製した伊能忠敬の愚直な記録をもとにした小説。 忠敬の右肩に乗った感覚での筆致に納得した記憶がよみがえる。 第1巻は子午線1度の距離を測って蝦夷へ渡るまで。
日本中をみずからの脚で歩き地図を作製した伊能忠敬を主人公にした長編小説です。 忠敬は、天文学の師である高橋至時の提案により、蝦夷地図を作成するという使命を果たしつつ、緯度のちがいによる北極星の高度を測定して正確な子午線の長さを得ようとします。当初は陸路ではなく海路をとるように指示され、さらに出発も...続きを読む延期されてしまいますが、隠居後の跡添えになったお栄から山東京伝へ、さらに松平定信と人脈がつながり、忠敬の旅路がはじまります。 白河では忠敬の行動に疑問をいだく者たちに命をねらわれ、仙台では山片蟠桃と語りあうなど、フィクションならではの劇的な要素を盛り込みながら、エンターテインメント性の高い内容にまとめあげているのは、著者ならではといったところでしょうか。伊能忠敬についての小説というよりも、井上ひさしの小説としての印象が強いので、史実にもとづいた歴史小説を期待していた読者は不満を感じるかもしれません。
日本地図を完成させる、二歩で一間の歩みのお話し。見慣れた日本地図が実はこんなにも複雑に作られていたとは!
忠敬は下総佐原村の婿養子先、伊能家の財をふやし50歳で隠居。念願の天文学を学び、1800年56歳から16年、糞もよけない"二歩で一間"の歩みで日本を歩き尽し、実測の日本地図を完成させた。この間の歩数、4千万歩…。定年後なお充実した人生を生きた忠敬の愚直な一歩一歩を描く歴史大作。全...続きを読む五巻。
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