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ダヴィッド『ナポレオンの戴冠式』●ヴァトー『シテール島の巡礼』●ルーベンス『マリー・ド・メディシスの生涯』●レンブラント『バテシバ』●ラファエロ『美しき女庭師』●カラヴァッジョ『聖母の死』●ボス『愚者の船』●レオナルド・ダ・ヴィンチ『モナリザ』など…。ルーヴル美術館の至宝の絵画を、『怖い絵』などで話題の著者・中野京子が詳細解説!! ルーヴル美術館・激選必見名画! これまでにない美術館名画案内。 オールカラー画像つき!
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Posted by ブクログ
この方の本は初めて読みましたが、他の著作も全部読みたくなる面白さでした。 深い知識をベースにコミカルな文章で伝えてくれてすごく読みやすかった。 ルーベンス、がんばって描いたんだね(笑)とか、カラバッジョとんだ荒くれものだな!と描いた人物に思いをはせつつ、聖なる絵に自分描いちゃったん!とか、あの有名...続きを読むな王女さまの悲惨な運命とかいろいろ楽しめました。 モチーフや色使いで聖書中の人物を見分けるようになっているというのも勉強になり、絵を鑑賞するときに注意して見てみようと思えました。
[至宝、その楽しみ方]モナ・リザ、キリストの埋葬、ナポレオンの戴冠式......。贅を尽くした美術館中の美術館とも言えるルーヴルの代表作を、その成立背景や画家の歩みとともに解説してくれる作品です。絵そのものも収録されているため、美術に関して詳しくない人も手軽に手に取ることができるようになっています。...続きを読む著者は、面白い視点からの西洋絵画に関する著作を多く執筆されている中野京子。 肩肘張らずに絵画について造詣を深めることができる良作。(自分もそうだったんですが)「西洋美術と言われても何から手をつければいいかわからない」という方は、学校の授業で見たことがあるような作品がたくさん紹介されていることもあり、本作をまず手にとってみるのもアリかと。難しい話や持って回った言い回しがまったくなく、美術に詳しくない人も、そしてもちろん詳しい人も楽しめる作品かと思います。 教科書的記述が続くのではなく、下記抜粋のように思わず「確かに」と頷きたくなる著者からの指摘がスパイスのように効いているのも本作の魅力の一つ。また、章を繰るごとに「これもルーヴルだったのか」という絵画が非常に多く、改めてルーヴル美術館の凄さに思い至りました。ルーヴルに行く機会がある方や日本でたまに行われるルーヴル展に足を運べる人は、本書でルーヴルを二度満喫できるかと。 〜芸術を求める者は少なく、心地よさを求める者のほうが(いつの時代も)多い。〜 美術に関しては特に疎い自分ですが☆5つ
パリのルーブル美術館に行くので読みました。おかげで一味違った鑑賞を楽しめました。 特にルーベンスの一連の作品は大爆笑しながら鑑賞できました。
ルーブルと名がついているが、ルーブル美術館のガイドブックに非ず。中野さんの本らしく、1つの絵をじっくり紹介する形式(もちろん、ルーブルにある絵を取り上げてはいるが、説明の中ではそのほかの美術館蔵のものもたくさん)。 ルーブルという名前で倦厭していたところがあるが(美術館にいくわけじゃないしー)、なん...続きを読むだいつもの中野節全開じゃないか、もっと早く読めばよかった、と思った1冊。
いつも通り中野京子さんの文章は冷静に熱くて面白かった〜 やっぱりモナリザは観てみたいな。ルーブルで一番売れる絵葉書はモナリザ。
この方の絵画の説明は本当に面白い。 絵に対する興奮がぶわっと伝わってきて、知識量もすごい。絵のテーマ、画家の紹介からふっと他の話に飛んだり自分的考察(良い意味でミーハーぽくてとても可愛い)を語り出したりするのが、対面で講義を聞いているみたいでエキサイティング、どんどん惹き込まれます。
ルーヴル美術館所蔵の絵画を中心に、硬軟おり交ぜてわかりやすく美術史、世界史の知識を得られてとてもお得な1冊です。 ルーヴル美術館所蔵作品の中でも特に有名なのが、表紙にもなっている、 「モナ・リザ」ですが、 この世界一有名と言ってもいい絵画について、中野先生は何を語られるのかな、と興味津々でしたが、...続きを読む レオナルド・ダ・ヴィンチファンで平均よりは少し知識を付けているレベルの私が読んでも充分面白いものでした。 中野先生の著作を読んで面白いと感じた人なら、 この本も間違いなくオススメできると思います。 余談ですが、この本のカバーも、モナ・リザの顔の向かって左半分が表、右半分が裏になっており、 共に折り返しの部分にもう半分の顔があるのですが、 これは右半分は微笑み、左半分は悲しみの表情であるという説に基づいて デザインされているのだと思いました。 個人的ですが、この本の1番気に入っているところだったりします。
美術館といえば真っ先に思い浮かべるであろう『ルーブル美術館』本書は気鋭の評論家である筆者が厳選したルーブル所蔵の絵に詳細な解説を加えた美術評論です。筆者の鋭い視点に改めて驚いてしまいました。 美術館といわれて最初に思い浮かべるのはおそらくルーブル美術館であるかと思われます。本書は気鋭の美術評論家で...続きを読むある筆者が名画揃いのルーブル美術館の中でも特に有名なものを抜き出して、それに詳細な解説を加えたものです。 宮廷画家、ダヴィッドの『ナポレオンの戴冠式』は 「あぁ、アレか」 と思うくらいすぐ頭に思い浮かぶのですが、ナポレオンの身長が実際よりも高く描かれていたりなどの、「手心」が加えられてあったり、レンブラントの裸婦「バテシバ」に描かれている女性の肉体が少し崩れたように描写されていたり、その理由も『そういうことだったのか!』と読みながら納得する自分がおりました。 さらに、ヨーロッパの文明を理解するには必須知識であるキリスト教。特にイエス・キリストが磔刑により処刑されるシーンや、おろされたキリストを抱きかかえて嘆く傍らには絵を由来した人間が描かれているものもあり、『スポンサーは強い』というのは芸術の世界にも、イヤ、芸術だからこそそれが強く出るのかもしれません。 そして、最後には表紙にもなっているレオナルド・ダ・ヴィンチの永遠の名作『モナ・リザ』の解説で、この見なれた絵も筆者の解説によるとまた新たな視点が提示され、とても面白かったです。自分がいつの日かルーブル美術館に行ったときに、ここに記されたことが少しでも自分の中に残っていればいいなとそんな読後感でございました。
絵画だけでも7,500点もの作品が収められるパリはルーブル美術館。 著者の視点から、有名かつ必ず押さえるべき作品を、 関連作品、関連作者を交えながら、詳細な解説をしている内容。 カラー写真満載で見所も多い。 ルーブルに直接足を運びたくなるのはもちろんのこと。 改めて、キリスト教・ヨーロッパの歴史に...続きを読むついて勉強したくなる本。 ルーブルへ行くことを考えている方はマストの本。
まるでその場にいて見てきた様+ちょっぴり雑学(後で披露すれば知識人を気どれそう)の魅力でサクサク面白く読める。これを参考にルーブル美術館に行くというのにはちと物足りないかも。
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