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※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 水蓮との友情。兄との確執。自動人形と噂される謎の少年との不思議な出会い。そして少年たちをのせた船は、南へと出航したのか。兄を想う少年・銅貨をめぐって、星の少年たちの孤独を描いた、長野まゆみの"星の王子さま"。
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Posted by ブクログ
再読。 ✦黄石英(シトリン) ✦白磁(ビスク) ✦水先案内(カノープス) ✦万華鏡(カレイド・スコープ) …言葉の一つ一つがきらきらと輝いていて鉱石倶楽部のお菓子や鉱石は、その原石の輝きや香りまでもが伝わってくるような気さえしました。 * 些細な事で喧嘩をしてしまった銅貨と水蓮が仲直りをする場面と...続きを読む、銅貨が兄の藍生と展望室へ昇る場面がとても印象的。 度々2人の前に現れる謎の美少年…“自動人形”と噂されていたけれど、“自動人形”と疑っていた水蓮も目の中に石が入っていたり、何日も食事をしなくても平気だったり…案外、水蓮も自動人形だったりして… ……そう思わせる程浮世離れした存在というのも彼の魅力の一つですね。 * ライカという名前の煙草。 調べてみると、実際に存在していたらしく、パッケージの画像を見て私も一目惚れしてしまいました…。もう手に入らない代物なのが惜しいです。 * 作中で、銅貨と水蓮が天体議会の招集でロケットや星座の観測をしているのをみて、私も今冬は地元のプラネタリウムに友だちを誘って、一緒に星を観ようと思いました!
あまりにも少年たちの関係が危うげで、途中何度も頁をめくる手を止めてしまった。 銅貨は気づいていないが、恐らく誰よりも愛されているのが銅貨本人である。 水蓮と藍生の間に漂う親密さも、元はといえば銅貨という存在に根ざしているのではないか。 銅貨と水蓮の仲直りのシーンは、長野作品の中でも指折りの名場面...続きを読むだ。 この先きっと、これを超える『仲直り』と出逢うことはないだろう。 続く少年たちの糖菓の交換は、思わず見ているこちらが照れてしまう。 今回は再読で、初読は中学生の頃だった。 あのときは終わり方に寂しさを感じたものだったが、今はそうは思わない。 ……それにしても藍生さんの不器用さと捻くれ具合には苦笑いをしてしまう。 藍生さんもまだまだ子供ということだろう。
今頃文庫版を購入しました。そして単行本と見比べて、違いを楽しむ読み方してましたorzこんな読み方したの初めて。でも大好きな話なので、全然OKな感じです。両方好きですが、表現手法的に単行本の方が好きかも。
群青天幕に光る星、鉱石、少年、キンとするような冷たさ、スチィムのような熱さ、 長野まゆみさんのキラキラした世界が 詰まっている作品だと思います。
長野まゆみの本で一番大好き!! いつもカバンに入れて持ち歩いてます。 星や鉱石などキラキラしている話です!
鮮やかな文章とファンタジーな物語に心が煌めく。 独特な言葉の使い方と価値観を文章で描く物語に憔悴する。 この物語は星と鉱石、友情や家族などを描いているが背景にある近未来的な暖かい街並みや建物を文章内で感じられる。 女の子が大好きな心がときめく夢物語の世界観。 かと言って読んでいて子供向け限定の本と...続きを読むは言い難い。 子供から大人まで様々な視点でこの物語を楽しむことが出来る。 冒頭で述べたように星と鉱石をその物語に住む人達は憧れと宝物のような眼差しで大切にしている。 この鉱石たちの名前がまた可愛らしい。 そして現代のように収集するのがゲームソフトとかの俗世的なものではないことがまた良い。 珍しい鉱石を収集するのが自慢であり一種のステイタスなのがまたより物語の雰囲気を暖かい夢物語に仕上げている。 そして星を愛でることも。 著者の独特な価値観のもとで、このような可愛らしい物語が紡げるのだろう。 それ以外にもこの物語の魅力はたくさんある。 家族や友達への嫉妬や寂しさなども、この著者が描くと生々しくもない可愛らしい言動や行動として映る。 普段重くて暗い話を好む私にとって完全な異空間を体験する物語。 そして好きな物語。
水蓮と銅貨、藍生という名前を見た途端、恋に堕ちてしまいました(笑)。 鉱石倶楽部で出会った眼帯の少年とのやり取り、天体議会の罰ゲーム(?)や変わり玉を交換するシーン等々、どれを取っても何もかも好きなエピソードばかり! …膝丈の制服に外套と襟巻で武装した少年たち、殺傷能力半端無しです。
未来的で、でも懐古的で、時代がいつなのかわからない世界観。 そんな素敵な世界を舞台に、透明感溢れる言葉の数々でつづられる少年達の日々のお話。 美しくて大好きです。
長野さんの魅力の集大成でした。この感じは久しぶりだけどやっぱり好きなんだな…。途中銅貨と水蓮のやりとりがかわいすぎてはずかしくなってしまいましたが、そこも含めて、雰囲気がとても好きでした。終わり方も。 きらきらした優しい夢を見ていたかのような余韻がすてき。想像力を掻き立てられました。
長野さんを読むようになったきっかけ。自動人形や鉱石にラジオ……懐古雰囲気を漂わせるそんな一冊です^^
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