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Posted by ブクログ
10年前からお気に入りの本。
この度Bookoffで美品を購入したので、改めて読み返しました。
長野女史独特の美しい云い回しとか、美少年とか、老舗の名家にまつわる因縁深き家系図とか、大好きな要素満載の本作ですが、今回読み返して知ったのは、物語の空気に何よりも惹かれているってこと。
吹雪の中をえんえんと走り続ける夜汽車や、東北の凍てついた空気、いとしい人を求めて彷徨う魂など、どこか孤独を感じさせる雰囲気に魅了されているのかもしれません。
いま読み返してみて分かったことも多く、いろいろとすっきりする部分もありました。
長野作品で一番好きな物語です。
Posted by ブクログ
高校のときに一度読んではいるのだけど・・・。
大学に入って、宮沢賢治の経歴から学び直し、そしてこの夏に岩手旅行に行って色々資料を見てきたからこそ以前より楽しめたのだと思う。
実際、前回読んだとき内容なんてこれっぽちも覚えていない。
やはり長野作品の少年は、どうしてあんな不幸なのだろう。
とてもきれいな顔立ちの少年がいて、子の子が歳を取るところなんて想像つかない、だからきっと夭折するだろう、というような描写があって、まるで植物だなぁーと思った。すぐかれるのが分かっているからこそ、死が近いのが分かっているからこそ、素晴らしい美しさを与えられる。しかし、その美しさもまた人並みはずれすぎていて、やはり死の影をまといつかせる。
前回に引き続き、結構深い意味で作品を捉えられたような気がする。
どうして彼らを死なせるのか?
彼らの不安定さとは―?
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