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Posted by ブクログ 2022年09月04日
ふと夏至南風に吹かれたくなって。
腐りきった夏がやって来ました。叛骨心よ!
どことなく三島由紀夫『午後の曳航』を思い出す本作は、長野さんも愛する代表作で、頁という頁にわたって、腐爛した、湿り気のあるグロテスクなモチーフが鏤められています。しかし、その悍ましさは果実のように妖潤であり、ひと夏の惨劇であ...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
一言で言ってしまうと、気持ち悪くて、いかがわしい。
あまり人に薦め(られ)たくないような、逆に薦めたいような、…万人に好かれるモノでないことは確か。
地面から湧き上がるようなじっとりとした文体で、綺麗なものがたくさん…ではない。
すべてを腐らせてしまう、夏至南風。
どこかの遠い、知らない国の風景に...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年02月25日
エッ、終わりなの?!と思った。笑
個人個人が好き勝手に行動して秩序のない世界に夏至南風が吹く。
自己というものを模索する少年期には、伯母なのどの大人はたるんでみえる。果実は腐っている。
そして帰ってきた時にその果実のように腐った碧夏の意味は、、長野先生なりの社会への反抗を表した物語なのかもしれない...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月19日
濃いなーとにかく濃い。噎せ返る。独特の文体でさらっと人を残酷にあつかうしグロテスクな描写もなんでもないような顔して書かれてるし、これは好き嫌い分かれるんだろうなーとも。
毎度のことだけど何が何だかわからず何も解決しないまま終わる。それがいいって割り切っちゃえばいいけど初めてだとえっえってなりそう。
...続きを読む
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