炎立つ 壱 北の埋み火

炎立つ 壱 北の埋み火

712円 (税込)

3pt

陸奥の豪族安倍頼良(よりよし)の館では息子貞任(さだとう)の婚儀が盛大に始まった。平将門の乱が平定されてすでに100年を越え朝廷は蝦夷(えみし)たちを俘囚(ふしゅう)と悔るばかりだった。源平の武士たちの台頭を前に東北の地に黄金の楽土を築こうとした藤原氏の夢がこの夜大きな炎となって燃えあがる。著者渾身の大作歴史ロマン全5巻刊行開始!! (講談社文庫)

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  • 炎立つ 壱 北の埋み火
    712円 (税込)
    陸奥の豪族安倍頼良(よりよし)の館では息子貞任(さだとう)の婚儀が盛大に始まった。平将門の乱が平定されてすでに100年を越え朝廷は蝦夷(えみし)たちを俘囚(ふしゅう)と悔るばかりだった。源平の武士たちの台頭を前に東北の地に黄金の楽土を築こうとした藤原氏の夢がこの夜大きな炎となって燃えあがる。著者渾身の大作歴史ロマン全5巻刊行開始!! (講談社文庫)
  • 炎立つ 弐 燃える北天
    858円 (税込)
    黄金の輝きが招いた戦乱を制した安倍頼良・貞任父子だが朝廷は源氏の総帥源頼義を陸奥守(むつのかみ)として任命した。安倍一族と源氏の永い宿命の戦いがいま始まる。朝廷側に身を置きながらも、蝦夷たちの真実に触れ、藤原経清(つねきよ)はもののふの心を揺さぶられる。後に「前9年の役」と歴史に記される戦いへと時は流れる。(講談社文庫)
  • 炎立つ 参 空への炎
    814円 (税込)
    大敗を喫した源頼義・義家は謀議を尽くして巻き返しをはかる。安倍一族の内紛、出羽清原氏の参戦で安倍貞任・藤原経清の苦闘がつづく。陸奥の運命を担う2人の男は大きな炎となって空を染めようとしていた。源氏と安倍氏の存亡をかけた凄絶な戦いが、戦さ場に生きる人々の愛と哀しみをたたえながら始まる。(講談社文庫)
  • 炎立つ 四 冥き稲妻
    902円 (税込)
    仇の子となり奥州藤原氏の栄華を開いた忍ぶ男の戦い。安倍が滅び、出羽の清原一族が治めることとなった奥六郡に藤原経清の妻結有は忘れ形見の清丸とともに留まっていた。清原の嫡子武貞の妻としてである。亡き兄と夫の志を胸に秘め敵方の一族として忍従の戦いを続ける母子の前に源義家が陸奥守として現われる。清原一族の確執が「後3年の役」の嵐を呼び起こす。(講談社文庫)
  • 炎立つ 伍 光彩楽土
    836円 (税込)
    朝廷に背き、蝦夷(えみし)の側に身を投じて戦った父藤原経清、叔父平永衡の名を継いだ清衡は源義家の力を借りて乱を治め、藤原に姓を改めて平泉に黄金の都を築いた。堂塔を建て勅使を迎えて栄華を誇る孫の秀衡の許に源氏との宿縁が3たび影を落とす。壮大なスケールで描く、傑作歴史小説ついに完結! (講談社文庫)

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炎立つ 壱 北の埋み火 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2019年03月11日

    なんだこれ!めっちゃおもしろいじゃないか!

    というのが率直な感想。こんなおもしろい小説に出会えてラッキーだ。

    この小説を見つけたのは些細なきっかけだった。

    古文の授業で『奥の細道』をやった。

    この紀行文の中に、作者の松尾芭蕉が、奥州藤原氏の跡を訪ねて涙を流す「平泉」という箇所がある。

    説明...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年05月20日

    念願だった平泉を観光できることになり、行きの道中で読み始めた。
    作品の当時から長い年月が経過しているものの、登場する場所の雰囲気が想像できるだけに臨場感をもって読むことができ、とても贅沢で楽しい経験になりました。あまり記録か残っていないという奥州の歴史ですが、高橋氏がどのような世界を見せてくれるか楽...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年01月09日

    ミステリー、SF、伝奇と言った分野が多い高橋克彦氏であるが、正統的歴史物語である。と言うのもNHKの大河ドラマの原作として書かれているからだ。陸奥の藤原三代は歴史的にも有名だが、この物語はその一代前、当時蝦夷と呼ばれた安倍貞任に共鳴した藤原経清から始まる。大和朝廷にとって陸奥とは何だったのか、源氏と...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年10月07日

    高橋克彦氏で一番始めに読んだ歴史小説。平安時代の東北地方の話。
    主人公がかっこいい。慎重で腕が立つ。情勢をよく見ている。義兄弟を見捨てない。☆

    0

    Posted by ブクログ 2014年06月17日

    私を歴史好きにさせてくれた作品。

    とにかく、経清、貞任がかっこいい。
    漢のなかの漢!!!というかんじ。
    蝦夷から見た歴史、という観点は新鮮であったし、中央の歴史以外の歴史が日本にはたくさんあったんだろうな、と思わされた。

    戦、戦、戦…。
    戦っても戦っても、まだ戦い続ける人間の悲しさというものも感...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年03月02日

    奥州藤原氏の誕生と滅亡までの歴史小説。

    第一巻は、朝廷側の陸奥守藤原登任 v.s. 蝦夷の安倍家。

    東北がこれほど豊かだったこと、そして、朝廷配下の勢力ではなく、蝦夷がなぜこれほどまでに豊かだったのかは、驚きを感じた。

    朝廷から見た蝦夷と蝦夷から見た朝廷という構図が面白い。

    安倍頼良が藤原登...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年12月05日

    歴史物にハマったきっかけの本。

    登場する人々の想いに胸が高鳴ります。
    歴史はみんなの想いの積み重ねでできている。
    そんな風に思わせてくれた作品。

    源義家に惚れたおかげで、今でも清和源氏には肩入れしてしまいます(笑)

    0

    Posted by ブクログ 2012年05月29日

    前九年の役については、歴史の授業で習ったきり、一体どんな戦だったのか、歴史上どのような意味があったのか、まったく覚えてなかった(というか、覚えたことすらなかった)が、まさかこれほどまでの文化があり、そしてこれほどのドラマがあったとは・・・。面白さ驚愕の一冊。

    0

    Posted by ブクログ 2011年11月08日

    1~3巻 前9年の役 阿部一族と源頼義との戦い
    4巻 後3年の役 藤原清衡・源義家と清原一族の戦い
    5巻 藤原一族・源義経と源頼朝との因縁の戦い
    面白く一気に読める作品であった。

    0

    Posted by ブクログ 2011年10月16日

    奥州藤原氏の繁栄から終焉を描いた、歴史小説です。
    平安朝の頃、朝廷の権力に追従する形を取りながらも、独自の政治と文化を花開かせた、奥州藤原氏。
    その基礎を築いた、藤原清衡と阿倍貞任に、敵対する源賴義・義家親子。武士として誇り高く生きた人達の、敵対しながらも互いを尊重する武士道の美しさに、感動します。...続きを読む

    0

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