無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2015年05月22日
小さな謎の集まりが大きな謎を形成し、根本の謎に繋がっていく。いろんな輪が何十にも重なっている感じ。短編の形式をとっているけれど、いわゆる連作短編とは違う印象を受ける。物語を創作するように推理するという手法が新鮮で、話の仕立て方や持って生き方にも引きつけられた。状況説明もすっきりしているのに、その文章...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年01月24日
河野裕のつれづれ、北野坂探偵舎を読みました。
小説家の雨坂とその元担当編集者で今はカフェ経営をしている佐々波が登場するミステリーでした。
佐々波は幽霊が見えるという能力があり、この世に未練を残している幽霊が物語に登場します。
通常、ミステリーは実際に起きたことを探偵がいろいろな証拠から推理してい...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年07月18日
読書録「つれづれ北野坂探偵舎心理描写が足
りてない」4
著者 河野裕
出版 角川文庫
p298より引用
“「物語が作り物でも、それを読む人間は現
実にいるんだ。問題は君が、何を感じて、何
を信じるかだよ。読者の感情に僅かでも影響
を与えられるなら、フィクションにはリアル
で具体的な意味がある」”...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月12日
サクラダリセット作者の新作
一話目ひよったかと眉しかめるが
二話目から面白くなる
ただずいぶんキャラクタ配置やミステリとしての流れがぎこちない感じ
サクラダリセットがとても変化球でありながら絶妙の調律だったのに対して
題材がふつうすぎて(幽霊が出るミステリとか当たり前すぎて)もてあますのか
あと連載...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年09月29日
コンビの掛け合いにクスッとしてしまいます。
一つの事件を一つの物語として扱い、お話しを作るように謎を解いていくのが面白いです。
「お前の推理は、全ボツだ」一駅前からゆるやかに続く神戸北野坂。その途中に佇むカフェ『徒然珈琲』には、ちょっと気になる二人の“探偵さん”がいる。元編集者でお菓子作りが...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年05月06日
徒然珈琲にいる作家雨坂と元編集者佐々波。
二人の元に幽霊が探している本の捜索依頼が舞い込む。
様々な伏線、紆余曲折を経て、よく纏めたと思う。
個人的には幽霊が出てこない設定の方が良かったと思うが、
それでも十分に楽しめる連作短編ミステリーだった。
残された謎が明らかになることを期待して、次作も読...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。