ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
5pt
完全独占企業が莫大な宣伝広告費を使う理由とは!? 博報堂の元社員が、広告代理店の仕事の実態を、内部の視点から生々しく描き、広告費ランキング、原発事故関連書籍発行数ランキング、メディアの収入における広告費の割合など、さまざまな資料から、日本の報道を「支配」する構造、すなわち「巨大広告主―大手広告代理店―メディア」の強固なトライアングルを浮き彫りにする。
ブラウザ試し読み
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
面白くて、あっという間に読みました。原発事故の隠蔽報道のウラに、広告代理店が一枚かんでいたことがよく分かる。 また、なぜメディアが代理店を畏怖するのか、代理店がメディアにどう圧力をかけるのか、がとても詳しく書かれている。内容が原発事故だけでなく、広く広告代理店の業務の現場について、詳細に描写されて...続きを読むいて、今後の広告業界を考える上でもとても役に立った。
表には出てこない、 業界の裏事情が描かれていて、 興味深かった。 こういう情報は、 マスコミには書けないだろうけど、 そしたら真実を伝えるメディアって、 ないんだろうか。
電通と原発報道 という題名だが、内容的には、日本の広告代理店とは(原発報道からみるカラクリ)とかの方がよいと思った。 内容は、元博報堂社員だった筆者が、現場レベルでの電通と博報堂の違い、広告代理店の仕事とは、そのうえで原発報道への過剰な対処が行われていたことを(予想を含めて)書いてある。 電通と...続きを読む博報堂の違いも理解できたので読んでよかったと思った。日本は空気の文化であって、行き過ぎた配慮が時には、陰謀として語れることが多いが、広告代理店においても同じような面があるように感じだ。
新聞、テレビ等メディアの一面がよくわかった。また、広告代理店がなにをしているのかもよく分かった本。企業の社会貢献・還元という言葉が空しく聞こえる。まあ、どこの国でもこんなものか。
めちゃめちゃ面白くて、一気に読んだ。 博報堂から見た、巨大な電通像を、現場から、冷静に映し出している。 謀略史観みたいなのじゃなくて、現実的な職場からの視線が良い。 電通と博報堂、凄まじいデッドヒートを繰り広げている。 その中で精神を病む人や、血管系の疾患で倒れたり亡くなる人もいるという現実。 以前...続きを読む、電通の新入社員が働きすぎて鬱病になって自殺して、家族が裁判を起こして労災に認定されてたけど、広告代理店って、クライアントによっては、ほんと命が縮むくらい忙しい。 オレの知ってる人も資生堂のCM担当になったら、24時間働いてて、昼も夜もなかった。 大手出版社から、電通を批判した本が、ほとんど出ていない現状とその理由も、そのまま描き出している。 原発の取り扱い方も、メディアによって、まるで違っていて、大企業のスポンサーと電通の権力の凄さを、はっきり現してて面白かった。
著者は元博報堂社員で詐欺罪にて実刑判決を受けた人物。 本書はこの著者による「デンパク」とも称される、電通と博報堂の広告代理店業界2強の解説本です。 "#尚、著者の詐欺罪による実刑判決と言う経歴から、不平不満を抱えた人物によって書かれた公平さにかけた書籍かとお思いになられる方も居られるかも...続きを読む知れません。 #しかし、少なくとも私が一読した限りにおいてはその様な感じはありませんでした。 #最も、この様に思ったのは私が広告代理店業界に関しては疎いせいなのかも知れませんが・・・" では、前置きはこの位にして以下で簡単に内容紹介。 本書は全5章からなり、それぞれ 1章:コントロールされるメディア ・原発事故後の報道で露呈した原子力ムラによるメディアコントロールに関するまとめ 2章:電通と博報堂 ・2社の社風の違いと、各部門はどの様な仕事をしているのか、そこに属している社員はどのような働き方をしているのかと言った解説 3章:クライアントへの滅私奉公 ・「クライアントと広告代理店」や「タレント事務所と広告代理店」等の両者の力関係やその変化など 4章:経済原理と報道 ・ローカルテレビ局開設に協力した事を切っ掛けとした電通のテレビ業界での躍進。 ・そして長く続いたテレビ業界での電通の覇権に対して、最新のメディアマーケティング理論を駆使したコストパフォーマンスの良い提案を武器にした博報堂の巻き返し。 ・大口広告主に対する常時30~50%にもなる広告料金の割引 ・架空の新聞社を例にとり、広告主と報道内容の関係を解説 5章:崩壊する支配構造 ・広告代理店を取り巻く以下のような現状を解説 ----------------------------------------------------------------------------------------- 少子高齢化やインターネットの普及により(著者の表現を借りれば)¨少品種大量生産¨であるテレビCMが頭打ち。 しかし、だからと言って各個人の属性に合わせた広告を展開する必要がある、言わば¨多品種少量生産¨のインターネット広告への切り替えがうまく行っていない。 ------------------------------------------------------------------------------------------ ・収益力の低下がもたらした社内の変化を解説 となっています。 題名から、本書は電通(や博報堂と言った広告代理店)の告発本だと思われるかもしれませんが、上記の様に原発報道に関して取り上げた章は1章のみ。 他は広告代理店そのものに関する一般的な解説となっています。 途中、著者自身が経験した事や見知った事などを織り交ぜてはいますが、基本的に公開情報を読みやすくまとめた本となっています。 さながら少し長めの新書を四六版の書籍として出版したと言った感じです。 ただ、2章の「代理店内の各部門が何をしているのか、そこで働く人の働き方は?」と言った疑問を(少なくともある程度は)晴らしてくれる解説等、あまり目に知る機会が無い内容もありますので、本書に何か¨ユニーク¨な点をお求めの方でも(少なくともある程度は)満足されるのではないでしょうか。 広告代理店業界入門書と言った感じの本書。 普段あまり読書をしない方でも、半日もあればあらかた読み終える事が出来ると思いますので、お休みの日の読書などに如何でしょうか?
巨大広告主たる電気事業連合会と電力各社が、電通、博報堂の大手広告代理店を通じて、どのようにメディアを支配し、マスメディアで自分たちに都合がよい情報だけを流し、不都合な情報を流さないようにコントロールしているかという仕組みを解説した書籍。 広告関係の仕事をしたことがない方にとってもふーんと読めると思い...続きを読むます。 本書の指摘で再度思ったのは、電通、博報堂がメディア広告業界を独占しているのにもかかわらず、独占禁止法上の問題がまったく指摘されていないこと。これが、日本の言論界(マスメディア)と政治権力をどれだけ支配しているかということの指標になるだろう。
最初だけタイトル通りの内容。あとはずっと代理店の業務説明。とはいえ、状況はリアルによくわかるし代理店の業務を説明すればするほど、この「広告代理店」がいかに電事連やTEPCOを陰に陽にメディアにねじ込んできたかがよくわかる。これだけのパワーが注ぎ込まれていたのだと改めて実感。
タイトルで電通悪みたいに見えてしまうけど、本当に叩かれるべきは電力会社のメディアへのプレッシャーだろう、と思う。 この本は電通、というかテレビの広告枠を買う広告会社はどのような仕事なのか、という紹介本として読むと面白い。 逆にメディア側の立場になったとき、メディアが広告費をもらうことで起こりうる...続きを読むこと、営業はどこまでクライアントファーストにして編集に意見を通すのか、そういった事を考えると面白い視点が生まれる。 あと、デンパクがそれぞれcciとDACを立ち上げた、というくだりがCAとDACを立ち上げた、というとんでもない誤記になっていてビックリした。
勇ましいタイトルですが、「原発」の割合より「電通」の割合が圧倒的に多い。表紙にそれが現れてますね。謝罪会見やイメージ回復キャンペーンなんかも広告会社の「お仕事」になるそうで、こと原発報道関係については読んでいて腹立たしくなることが多々あります。そういえば、原発意見公聴会の取り仕切りも博報堂だったし、...続きを読む他に入札したところは電通だけだった。 著者も断っているように、第五の権力ともいうべき広告会社の側面を紹介する、というもので、原発事故以外の、広告会社とメディアの話がほとんど。商売とはいえ、嫌な話ですよ。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
電通と原発報道――巨大広告主と大手広告代理店によるメディア支配のしくみ
新刊情報をお知らせします。
本間龍
フォロー機能について
「社会・政治」無料一覧へ
「社会・政治」ランキングの一覧へ
原発広告
試し読み
原発プロパガンダ
広告が憲法を殺す日 国民投票とプロパガンダCM
実録!刑務所の掟 ~その驚くべき日常~
東京五輪の大罪 ──政府・電通・メディア・IOC
東京五輪ボランティア問題アーカイブ 2018年7月・8月〈第1巻〉
名もなき受刑者たちへ「黒羽刑務所 第16工場」体験記
ブラックボランティア
「本間龍」のこれもおすすめ一覧へ
▲電通と原発報道――巨大広告主と大手広告代理店によるメディア支配のしくみ ページトップヘ